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「天正九年、信長の馬揃(「御馬汰」)とその後」

河内将芳「天正九年、信長の馬揃(「御馬汰」)とその後」『日本歴史』2020年11月号、吉川弘文館 「天正九年(1581)2月28日と3月5日の二度にわたり、京都においてに馬揃がおこなわれた」(P23)のは知られている。河内将芳氏は馬揃がおこ...
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『内村鑑三』(1976)

森有正『内村鑑三』講談社学術文庫、1976年、1977年第2刷 この薄い本を手にしたのはいつだったのだろうか。秋田稔氏の解説と内村鑑三年譜を入れて97頁の文庫である。講談社学術文庫にはこの手の文庫がかつてはあったが、今は分厚い文庫本の代名詞...
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『術語集 ー気になることばー』(1984)再読

中村雄二郎『術語集 ー気になることばー』岩波新書、1984年第3刷 段ボール箱を開けたら出てきた。懐かしいので暫く枕元に置いておくことにした。寝る前に2つ3つ読もうとするのだが、関連するところを読んだりして終わらなくなる。頭が冴えると眠れな...
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『徳政令 ー中世の法と慣習ー』(1983)

笠松宏至『徳政令 ー中世の法と慣習ー』岩波新書、1983年 以前読んだ早島大佑『徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか』(講談社現代新書、2018年)で中世法の不思議さを感じたのであるが、なぜなぜ感は残っていた。 事務所でTVの下に何気...
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『井筒俊彦 叡智の哲学』(2011)

若松英輔『井筒俊彦 叡智の哲学』慶應義塾大学出版会、2011年、2014年第4刷 井筒俊彦の『意識と本質』(岩波文庫、1991年)を読もうと段ボール箱を開けたら、若松英輔氏の本が出てきた。これを読みながら、週末に心当たりの箱を開けて『意識と...
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『戦国北条家の判子行政』(2020)

黒田基樹『戦国北条家の判子行政 現代につながる統治システム』平凡社新書、2020年 黒田基樹氏の戦国北条家関係の15冊目の一般書である。戦国北条家の虎朱印「禄壽應穏」が帯にあったので、買ってしまった。私にとって3冊目の一般書になった。 虎朱...
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『ボワソナアド』(1977)

大久保泰甫『ボワソナアド』岩波新書、1977年 大学の時に出た本であるが、気が付かないで過ごしてしまった。今になって読むのも何か気紛れのような気がするが、ボワソナアド(今はボアソナードが普通か)の日本における役割を考えてみたくなった。 明治...
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『前方後円墳の時代』(2020)その3

近藤義郎『前方後円墳の時代』岩波文庫、2020年 第3章 手工業生産の展開 縄文社会の分業と交換の話になる。 「分業の成立・発達を考古学的に追求する手がかりは、その多くが分業の結果として生まれる交換の事実であろう。しかしそうはいっても、交換...
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『誰も読まなかったコペルニクス』(2005)

オーウェン・ギンガリッチ、柴田裕之訳『誰も読まなかったコペルニクス』早川書房、2005年 天文学の話題は、子午線の長さを計測する話があった。途中まで読んだが、また続きを何処かで読もう。 2020-06-05『万物の尺度を求めて』(2006)...
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『理想のリスニング』(2020)

阿部公彦『理想のリスニング 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界』東京大学出版会、2020年 何で語学の本を買うのでしょうか。受験するわけでもないのに。洋書を読んでいてモヤモヤ感があるので、誤訳の定番にハマっていないか調べるためです。それ...