2018-12

断片記憶

ゆく年くる年

ゆく年を思う。人は年ごとに区切りをつけなければのっぺらぼうな人生になる。ああ、今年はもう後ろ姿になった。暗き空の彼方からくる年を迎えて、今年もよろしくと言いたい。Tennysonの詩を朗読して今年を終える。Ring out, wild be...
書籍目録

2018年12月購入図書

2018年12月購入図書年の暮れである。今年は読む本だけ買うという方針でやってきたが、ちゃんと総括して、来年の方針を決める必要がある。我々は神ではないので有限である。精神も当然に有限である。読める本には限りがある。(購入後記)京都の本は京都...
書籍目録

2018年12月購入古書

2018年12月購入古書年の暮れになると、本との付き合いがどうだったか振り返ることで、来年もよろしくということになる。デカルトの書簡を読んで朝の時間が過ぎて、夜はベルクソンをめくって寝てしまう。生産性は考えなくて良いらしい。忘己利他の精神で...
断片記憶

干支の鏡餅

鏡餅に干支は関係があったのだろうか。
読書時間

『古都の門』(1967)

文/中村直勝、写真/葛西宗誠『古都の門』淡交社、1967年本をパラパラとめくっていくと含蓄のある言葉がでてきた。「阿登雅喜」とあるのは誰のことかとGoogleで検索したが出てこない。そうだったのかと納得する。歴史家の中村直勝が書いていること...
読書時間

『中村武生とあるく洛中洛外』(2010)

中村武生監修、京都新聞社編『中村武生とあるく洛中洛外』京都新聞出版センター、2010年本書は河内将芳氏が『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014年)のあとがきで「江戸時代以降の京都についても関心をおもちの方は(省略)ぜひお読みいただけれ...
読書時間

『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014)その4

河内将芳『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館、2014年鴨川を渡る洛外は一本の線でつないで行けるような歩きかたをすることはむずかしいという。洛中は通りが碁盤の目のようになっているので一筆書きができたが、洛外は広いし見所は離れている。...
ひととき

奈良その奥から三 「乳房のむくい」

岡本彰夫「乳房のむくい」『ひととき』2019年1月号春日大社の元権宮司の岡本彰夫氏が「乳房のむくい」について『ひととき』2019年1月号に書いていました。東大寺の修正会ではお経を唱えるだけでなく、「教化(きょうけ)」が大和言葉で唱えられます...
ひととき

111 「配膳さん」千宗室

ひととき 2019年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「配膳さん」というタイトルでした。家元が昔ながらの料亭や割烹の佇まいに変化が見られるといいます。街並みと不釣り合いになって、調和という考え方が見てとれないものも...
読書時間

『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014)その3

河内将芳『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館、2014年総構に囲まれた下京を歩く戦国時代の下京の総構えに沿って歩くコースが紹介されている。饅頭屋町から出発して、反時計回りに下京を歩いて六角堂へ。このあたりは祇園祭りでよく歩いた記憶が...
読書時間

『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014)その2

河内将芳『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館、2014年総構に囲まれた上京を歩く戦国時代の上京の総構えに沿って歩くコースがあげられている。河内将芳氏は学者なので甘味に興味がないのかもしれないが、このコースでは上御霊神社門前の水田玉雲...
読書時間

『特別展 京を描く ー洛中洛外図の時代ー』(2015)

『特別展 京を描く ー洛中洛外図の時代ー』京都文化博物館、2015年河内将芳氏の『戦国時代の京都を歩く』(2014年)に刺激されたので、洛中洛外図のもう少し大きなものが見たかったので、京都文化博物館の図録が出てきたので、とりあえずは良しとす...
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『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014)

河内将芳『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館、2014年本書は『上杉本洛中洛外図屏風』で描かれた戦国時代の洛中を上京と下京に、洛外を鴨川と北野に分けて史料をもとに辿ってみようという試みである。『上杉本洛中洛外図屏風』の制作年代は、お...
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『深層文化論序説』(1976)

上山春平『深層文化論序説』講談社学術文庫、1976年三つの論文からなる。1 深層文化論序説2 人間学の位置3 縄文の石笛上山春平が深層文化としての縄文文化への関心について『照葉樹林文化』(1969年)の序説に略述したと書いていたので、序説の...
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縄文ZINE 09 2018 WINTER

縄文ZINE 09 2018 WINTER甘夏書店さんでフリーペーパーをもらう。特集、勝坂46に目が止まった。勝坂式土器のユニークさでは、火焔土器に負けていない。スター・ウォーズを使った比喩は一読に値する。勝坂式土器についてはどこかで触れた...