2019-01

書籍目録

2019年1月購入図書

2019年1月購入図書 今年は積読はしないという方針で新刊本と付き合うことにする。研究会で使う本とか考えると、新刊本5割、古書2割、往来3割くらいになると理想的だなあ(去年の実績は45%、35%、20%)。新聞、定期購読誌、メルマガ、ブログ...
書籍目録

2019年1月購入古書

2019年1月購入古書 去年の購入書籍は100冊を切ったので、積読率は改善されたと思っているが、過去の積み重ねは如何ともし難く、部屋を圧迫し続けている。古書はほとんどリサイクルできないので、燃えるゴミとなる。比較的綺麗な新書はリサイクルで古...
読書時間

『和歌とは何か』(2009)その5

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 第5章 本歌取りーー古歌を再生する この本は各章のサブタイトルが気になる書き方をしていると思う。 さて、本歌取りの定義も実にやっかいだということから、少し端折って、定義に入る。...
読書時間

綜合文藝同人右左見第3号

綜合文藝同人右左見第3号(平成三十秋冬号)を遅ればせながら買う。年二回発行になるという。 右左見中道氏が巻頭言に代えて「新しき傍流」宣言を書いていた。主流なき時代には「己の魂を歓ばせる」ことに注力せよという。反抗すべきものすらもない傍流のな...
読書時間

『和歌とは何か』(2009)その4

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 第4章 縁語ーー宿命的な関係を表す言葉 縁語の定義は難しいらしい。「今回は、間違いなく縁語と認められる例に限定し、禁欲的に考えてみることにしたい」(P79)と著者が「禁欲的」と...
読書時間

『和歌とは何か』(2009)その3

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 第1章 枕詞ー違和感を生み出す声 枕詞も分からないものの一つだ。知ってはいるが、理屈で考えることはできない。 著者は枕詞を三点から説明している。 主として五音で 実質的な意味は...
読書時間

『和歌とは何か』(2009)その2

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 何しろ序章のタイトルが「和歌は演技している」である。枕詞・序詞・掛詞・縁語・本歌取りといった和歌独特の修辞技法(レトリック)が演技の視点から説明される。 和歌について勘違いして...
ひととき

奈良その奥から四「竃の飯」

岡本彰夫 「竃の飯」『ひととき』2019年2月号 春日大社の元権宮司の岡本彰夫氏が「竃の飯」について『ひととき』2019年2月号に書いていました。式年造替の時に神様が仮殿である「移殿(うつしどの)」へ渡るための「筵道(えんどう)」は百間(約...
ひととき

112「地下から出ると」千宗室

ひととき 2019年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「地下から出ると」というタイトルでした。家元が昼飯を独りで食べるために地下鉄烏丸線に乗って北山へ行った時のお話です。地下鉄の出口の風が強いので、あと数十段のとこ...
読書時間

『大坊珈琲店』(2014)

大坊勝次『大坊珈琲店』誠文堂新光社、2014年 『大坊珈琲店』(2014年)の封を切る。普及版であるが、今までとっておいた。Cafe Violonで愛蔵版を見たとき、欲しくなったが、もうなくて、普及版を手に入れた。そのCafe Violon...