2015-03

旅の時間

北野をどり 2015を観る

今年も、北野をどりを見にこれて良かった。プログラム第一部 舞踊劇 四條かぶき四條念仏踊りかと思うくらい渋い演出で、亡き名古屋山三(さんざ)さまを慕う阿国と葛城太夫の哀れを誘う。第二部 純舞踊 舞姿つなぎ団子十二月長崎ぶらぶら節(長崎浜節、長...
断片記憶

錦糸公園で花見をする

錦糸公園で花見をする。もう何年も繰り返してきたイベントだ。季節の変わり目に乾杯する。
読書時間

『百人一首』(1976)

安東次男『百人一首』新潮文庫、1976年百人一首に関しては手元に安東次男の『百人一首』のみを残している。この本は「百人秀歌」を巻頭に据え、「百首通見ー小倉百人一首全評釈」からなる。カルタに夢中になっているときは歌人については興味がなかった。...
古都を旅する

京都市青少年科学センター

週刊新潮の「とっておき私の京都」西村和彦氏の2回目は「京都市青少年科学センター」だった。伏見区にあると言っても名神を越えたところなので、少しく不便だ。西村和彦氏は伏見区が学区なのでさすがに地元というセレクションだ。プラス1は「仁志むら亭」で...
ひととき

66 「M軒」千宗室

ひととき 2015年4月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「M軒」だった。京都のフランス料理店といえば四条にあった頃からM軒である。家元が高島屋の手前で信号待ちしていたときの感想である。相変わらず散歩の範囲は狭いようだ。今は花街に合わせ外...
読書時間

『手段と目的 フレスコ画の歴史』(1988)

E.H.ゴンブリッチ、高階秀爾訳『手段と目的 フレスコ画の歴史』白水社アートコレクション、1988年本書はフレスコ画の歴史を扱っているが、「ここでは技法としての「フレスコ」ではなく、教会や宮殿など、建造物の壁面を飾る「壁画」(天井画も含めて...
読書時間

『車窓の山旅・中央線から見える山』(1985)

山村正光『車窓の山旅・中央線から見える山』実業之日本社、1985年第3刷車窓から眺める山の名前が分かればどんなにか楽しいことだろう。スマホの地図が大概は教えてくれるのだろうが、通り一遍では見逃してしまう山を押さえているのがこの本の頼もしいと...
読書時間

『彼らと愉快に過ごす 僕の好きな道具について』(1987)

片岡義男『彼らと愉快に過ごす 僕の好きな道具について』小学館、1987年、1988年第3刷元になったのは片岡義男氏がBE-PALに『僕の好きな道具たち』として連載したものだ。しかし、本にするに当たり品物を選びなおし、文書も書き直しているとあ...
読書時間

『日本の深層』(1983)

梅原猛『日本の深層―縄文・蝦夷文化を探る』佼成出版社、1983年文庫本を見たのだが、 井上隆雄氏の写真はやはりカラーで見たい。そこで、初版を実家の本棚から持ち出してみることにした。重いけれど、写真だけ見たが良かった。文庫本にするに当たり、写...
読書時間

『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』(2001)

鎌田東二『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』岩波現代文庫、2001年、2012年第6刷『銀河鉄道の夜』は初期形第1次稿から最終形といっている第4次稿まである。未完の物語であった。『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』では資料として筑摩書房刊行のちくま...