2020-02

書籍目録

2020年02月購入図書

2020年02月購入図書暇だから何か読もうということになって、実際に何を読むかというのは案外難しい選択です。読書について何を優先させるかは、その時しだいになります。興味はコロコロ変わりますから、何しろ続きません。あっさりしているのでしょうね...
書籍目録

2020年02月購入古書

2020年02月購入古書如月の夜に出掛けるのも珍しいことです。普段なら帰る時間に飲みに出掛けました。ええ、甘夏書店の大山さんに、二度も紹介されたので、行かないわけにはいきめせん。通勤路にない所は勝手が分かりませんし、新型コロナウイルスの件も...
書籍目録

2020年02月書籍往来

2020年02月書籍往来先月は本箱から出して本を読んだので、今月は購入した本を読むことになりました。暇だからといっても本が簡単に読めるわけではありません。量子コンピュータの話に行く前に計算機科学の復習をしておくことにしました。だいぶ脳が錆び...
読書時間

『日本の中世を歩く』(2009)その2

五味文彦『日本の中世を歩く ーー遺跡を訪ね、史料を読む』岩波新書、2009年五味文彦氏が中世の風景を読み解く話にもう少し付き合ってみる。第2章 平等院をめぐる浄土の風景平等院の発掘調査の結果、平等院が頼通の父の道長の無量寿院と同じく川の西側...
読書時間

『日本の中世を歩く』(2009)

五味文彦『日本の中世を歩く ーー遺跡を訪ね、史料を読む』岩波新書、2009年書誌情報東京大学出版会の雑誌『UP』の連載(2007・4〜2008・9の8回)を元にして、平泉や博多・菅生・萱津などを追加し12章からなる。各章末に「史料を読む」を...
読書時間

『日本の歴史6 武士の登場』(2004)

竹内理三『日本の歴史6 武士の登場』中公文庫、1973年、2012年改版3刷久保田和彦氏の『六波羅探題研究の軌跡』(文学通信、2020年)のあとがきに竹内理三が出てきたのも何かの縁ということで、読み直すことにする。以前この本を読んだときは、...
読書時間

『六波羅探題 研究の軌跡』(2020)

久保田和彦『六波羅探題 研究の軌跡』文学通信、2020年戦前,戦後の歴史学が六波羅探題をどう扱ってきたか。研究史が丹念に紹介される。ここで取り上げられている論文を読む日が来るのかは分からないけど、最近の新書等で先行研究への敬意がないことへの...
読書時間

『天問』(1990)の話

十五代樂吉左衞門『天問 樂 吉左衞門作品集』寛土里、1990年この図録は樂美術館へ寄付して手に入れたことは、いつだったか書いた。樂 直入さんの日本経済新聞の私の履歴書2020年2月21日は天問だった。『天問』は屈原の楚辞の天問篇から引いた言...
ひととき

奈良その奥から 17 「市井の智者」

岡本彰夫 『ひととき』2020年3月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「市井の智者」について『ひととき』2020年3人号に書いていました。人生の支えとなる言葉として諺というものは必要だといいます。大和にも大和独特の言いまわしの諺があるそうです...
読書時間

『日本の樹木』(1995)

辻井達一『日本の樹木 都市化社会の生態誌』中公新書、1995年、1997年7刷本書が出てから四半世紀が経過した。本書はソテツ科ソテツから始まりヤシ科シュロの106種の高木の1900年代の終わり頃の日本における生態誌が長谷川哲雄氏のイラストを...
ひととき

125「般若のひと睨み」千宗室

ひととき 2020年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「般若のひと睨み」というタイトルでした。家元の土蔵の扉の上に般若の面が掛けてあるのが子供の頃から恐ろしかったといいます。そして、ランタンを下げて土蔵の地下へ降り...
読書時間

『中国人郵便配達問題=コンピュータサイエンス最大の難問』(1999)

西野哲朗『中国人郵便配達問題=コンピュータサイエンス最大の難問』講談社選書メチエ、1999年2020年2月3日のNESSY講演会で広田 修(玉川大学 量子情報科学研究所 顧問)氏の「暗号解読に対する量子コンピュータの能力と量子暗号開発― 暗...
読書時間

『書物の中世史』(2003)

五味文彦『書物の中世史』みすず書房、2003年呉座勇一氏の『日本中世への招待』(朝日新書、2020年)の付録に「さらに中世を知りたい人のためのブックガイド」で五味文彦氏の『平家物語、史と説話』(平凡社ライブラリー、1987年)が取り上げられ...
読書時間

流転する明智光秀の首塚

『奈良史学』37号に村上紀夫氏が「流転する明智光秀の首塚」を書いていたのを読む。明智光秀の首は斎藤利三の首と共に粟田口に葬むられたあと、明智光秀の子孫か家来の子孫という明田理右衛門(明田利右衛門)によって白川橋三条南梅宮町に五輪塔が移された...
読書時間

『日本中世への招待』(2020)その2

呉座勇一『日本中世への招待』朝日新書、2020年第二部 交流の歴史学「この室町文化の特徴を一言で述べるなら、「寄合の文化」ということになろう」(P156)。闘茶や連歌は「寄合の文化」をよく表している。タイムスクープハンターでも闘茶などの賭博...