2023-09

書籍目録

2023年09月購入図書(その7)

長月の本屋通いも最後になったようだ。(購入後記)The Great GatsbyについてLe Pitit Parisienのオーナーが野崎孝の翻訳(新潮文庫、1974年)では主人公のアイロニカルさが十分に伝わってこないという。映画でしか観た...
古都を旅する

ちおん舎

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宣弘氏の4回目は「ちおん舎」でした。ちおん舎は非公開文化財特別公開で伺ったことがありますが、町家のつくりがあまり印象に残っていません。プラス1は織田信雄邸跡・流水...
断片記憶

天は必ずしも天に非らずか

古勝隆一氏の『中国注疏講義』(法藏館、2022年)の第十講『論語』の注を読むは八佾篇「与其媚於奥」章を扱っていた。ここで「奥」は「内」の意であり近臣であると何晏の『論語集解』の孔安国の説が引用されていた。衛の大夫である王孫賈から王の近臣に媚...
書籍目録

2023年09月購入図書(その6)

本は読んでから次の本を買うという原則はなかなか守られないでいる。長月の夜の誘惑が多いからなのだろうか。思考が分散するのか、本筋を追う力がないため脇道へ誘い込まれてしまうのだろうか。あれもこれもはできない相談である。自分の興味との兼ね合いで絞...
書籍目録

2023年09月購入古書

長月のというか久々の古書購入となった。新刊ばかり買うのは、本屋のラインナップが新刊になっているからというしかない。ロングセラーでもない限り棚には置いていない。(購入後記)西きょうじ氏のYoutube「ゆっくり味わう英語の名言・格言 1」を見...
書籍目録

2023年09月購入図書(その5)

長月も夏日が続き、今年は夏が長かった。ようやく涼しさを感じるようになってきました。天気が崩れているせいですかね。(購入後記)井筒俊彦を読むのは難しいと思っている。安藤礼二氏の見方を末木文美士編『死者と霊性』(岩波新書、2021年)で知ったの...
散歩時間

観音裏を歩く

もう、料亭が少なくなくなってしまった浅草観音裏を歩いていて、色々と値踏みしてから、値段の書いてない店に入ることにした。そういうレベルの人が来るのであれば安心である。女将が思った通りの人で楽しく飲んで帰ってきた。そんなところがいつまでもあると...
古都を旅する

見性寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宣弘氏の3回目は「見性寺」でした。見性寺は「織田信長の庶子とされる村井重勝が、本能寺の変で戦死した養父・村井貞勝を弔うため、建立した」浄土宗寺院です。ここに寺田宣...
ひととき

168「甘党宣言」千宗室

2023年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「甘党宣言」というタイトルでした。お酒をあまり飲まなくなった家元が甘いものと仲良しになっての宣言でした。
散歩時間

桃林堂で抹茶する

「京都・南山城の仏像」展を見て桜木方面へ歩いていくと、足元に銀杏の実が落ちていた。この季節ならではである。桃林堂さんで抹茶の案内が出ていたので、少し足休めに寄ることにした。月見最中で抹茶をいただく。カワイイものが好きであることは言うまでもな...