2019-11

書籍目録

2019年11月購入図書

11月は霜月である。神無月の終わりからめっきり冷え込んできた。本はできるだけ見ないようにして、紙を整理していた。(購入後記)金子拓氏の本は久しぶりかも知れない。しかし、「信長を研究することすら半分腰が引けているのに、光秀なんてとんでもない、...
書籍目録

2019年11月購入古書

霜月は紅葉が遅れていた。(購入後記)今月は古書を課題図書だけにした。しかし、カテゴリが難しい。【エッセイ】日本戦歿学生手記編集委員会編『きけわだつみのこえ 日本戦歿学生の手記』東大協同組合出版部、1949年器の紅葉に名残を感じる。
書籍目録

2019年11月書籍往来

霜月は箱の中から本が出てくる。【思想】子安宣邦『日本人は中国をどう語ってきたか』青土社、2012年【歴史】村井章介『世界史のなかの戦国日本』ちくま学芸文庫、2012年【知】山鳥重『「わかる」とはどういうことか』ちくま新書、2002年、201...
読書時間

『「わかる」とはどういうことか』(2002)

山鳥重『「わかる」とはどういうことか』ちくま新書、2002年山鳥重(あつし)氏がエントロピーを使って説明するところから話は面白くなりました。山鳥重氏は脳の高次機能障害の臨床医なので熱力学の専門家ではありませんが、説明は腑に落ちました。人間が...
読書時間

『きけ わだつみのこえ 日本戰歿學生の手記』(1949)

日本戰歿學生手記編集委員會編『きけ わだつみのこえ 日本戰歿學生の手記』東大協同組合出版部、1949年無言館という戦歿画学生慰霊美術館が上田市にある。二度ほど訪れたことがある。画学生の絵だけでなく、手記や葉書も残されている。日本戦歿学生の手...
読書時間

『本当のような話』(1977)

吉田健一『本当のような話』集英社文庫、1977年第3刷吉田健一の『本当のような話』(集英社、1973年)は寝室の本箱に『書架記』(中央公論社、1973年)と一緒に挿してあって、時々開くようなことをしている。今回は、実家の古い文庫用本箱に挿し...
ひととき

奈良その奥から 14「伝承の重み」

岡本彰夫 『ひととき』2019年12月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「風格」について『ひととき』2019年12月号に書いている。「伝承は「心象遺産」である」。「講談や浪曲で喧伝された「忠臣蔵」には史実に無い咄がワンサカ盛り込まれている」。...
ひととき

122 「イパネマ」千宗室

ひととき 2019年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「イパネマ」というタイトルでした。家元が時おり立ち寄るシガーバーでボサノバを聴くことから始まる。アントニオ・カルロス・ジョビンのイパネマの娘だ。確かに、リオの...
読書時間

『静寂と沈黙の歴史』(2018)

アラン・コルバン、小倉孝誠・中川真知子訳『静寂と沈黙の歴史』藤原書店、2018年書誌情報Alain CORBIN "HISTOIRE DU SILENCE: De la Renaissance à nos jours"Editions Al...
読書時間

『世界史のなかの戦国日本』(2012)

村井章介『世界史のなかの戦国日本』ちくま学芸文庫、2012年第1章扉裏と第6章扉裏の年表で大体の見当をつける。1366年の明の成立から1644年の明の滅亡まである。解説 日本史と世界史とをどうつなげるかーー現在的課題への処方箋 橋本雄近代ヨ...