122 「イパネマ」千宗室

ひととき

ひととき 2019年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「イパネマ」というタイトルでした。家元が時おり立ち寄るシガーバーでボサノバを聴くことから始まる。アントニオ・カルロス・ジョビンのイパネマの娘だ。確かに、リオの海岸の若い娘を歌った曲は冬の季節には合わないかもしれない。ボサノバでは最もポピュラーな曲の一つである。ハイボールを飲んでいる時に入ってきた二人連れにが気になってしょうがない。声も素振りも苛々する。結局、店を畳んだのは家元の方だった。

バーは巡り合わせがある。そういう時に限って長尻されるものである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました