2019-09

書籍目録

2019年9月購入図書

2019年9月購入図書九月は長月である。暦の上では秋の始まりだ。確かに草叢には虫の音が聞こえる。旅行へ行ったり、台風で通勤がままならなかったり、精神を落ち着かせることはできなかった。(購入後記)織田信忠は活動時期が短いため信長の陰に隠れて殆...
書籍目録

2019年9月購入古書

2019年9月購入古書長月も暑い日が多かったが、台風や何やらで雨や曇りの日もあって残暑が厳しかった印象はない。では、読書日和だったかというとそうでもない。精神が弱っているので続かない。(購入後記)3年ぶりに訪れたあうん堂本舗で奥様のシフォン...
書籍目録

2019年9月書籍往来

2019年9月書籍往来7月から8月にかけて、本箱から取り出した本を読むことが多かった。そのせいで8月に買った本もまだ読み切れていない。そのためか長月は書籍往来が少ないかもしれない。新刊、古書、既にあった本の中から読む本のバランスをとることを...
読書時間

『部分と全体』(1974)その2

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷第2章 物理学研究への決定(1920年)ハイゼンベルクはミュンヘン大学で数学を勉強することに決めて、数学の...
読書時間

『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』(1974)

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷何かの縁で買ってから玄関にずっと置いてあったのを手に取る。もっと早く手に取るべきだったか。まるでプラトンの...
ひととき

不明門通の呼び方

キョウト百景 第33景 因幡堂 開かれた門佐々木和歌子氏の『ひととき』2019年10月号の連載のキョウト百景で、「烏丸通の一本東にある「不明門通」は「あけずどおり」と呼び、「門」の存在を無視する読み方は難読地名と言っていいだろう。」とあった...
ひととき

奈良その奥から 12「不浄の掟」

岡本彰夫 『ひととき』2019年10月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「不浄の掟」について『ひととき』2019年10月号に書いていました。奥駆け道における排泄行為をどうするかという話でした。これは登山中の排泄行為の問題として一般化できると思...
ひととき

古書もの語り 32 『昔日の客』

ひととき2019年10月号の内堀弘氏の「古書もの語り」32は『昔日の客』でした。山王書房の店主だった関口良雄氏の『昔日の客』(三茶書房、1978年)を夏葉社が復刊したものを読んだことがありました。味わい深いエッセイだったと思います。京都の北...
ひととき

120「花好きの花嫌い」千宗室

ひととき 2019年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「花好きの花嫌い」というタイトルでした。タイトルがアンビバレントですね。家元は茶花は好きですが、洋ランはいけないようです。部屋の中に一緒にいるとムズムズするよ...
読書時間

『藤原不比等』(1986)

上田正昭『藤原不比等』朝日選書、1986年書誌情報1978年に朝日評伝選として刊行したときのあとがきの日付は1976年1月10日である。朝日選書とするに当たり若干の誤植補訂をしたと書いてあるあとがきは1986年10月である。藤原不比等は史料...
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『東京の昔』(1976)

吉田健一『東京の昔』中公文庫、1976年解説で入江隆則氏が「さて、「東京の昔」という作品は、冒頭の第一行目に書かれている通り、主人公が「本郷信楽町に住んでいた頃の話」で、内容から考えるとたぶん昭和の初期から昭和十年代の前半ぐらいの時期を思い...
読書時間

『覇王 信長の海 琵琶湖』(2019)

中井均,太田浩司・松下浩・東幸代『覇王 信長の海 琵琶湖』洋泉社歴史新書、2019年通勤読書で読み終える。10頁でヘタれることもあり、なかなか読み進まなかった。本書は琵琶湖を掌握した信長の話が中心で、安土城についての理解が深まった。信長が元...
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『第2言語習得のメカニズム』(2003)

ロッド・エリス、牧野髙吉訳『第2言語習得のメカニズム』ちくま学芸文庫、2003年書誌情報Rod Ellis, Second Language Acquisition , Oxford University Press, 1997. をちくま...
読書時間

『五木寛之の金沢散歩』(2015)

五木寛之『五木寛之の金沢散歩』講談社、2015年五木寛之氏が金沢に住んでいた若い頃のことや、その後に訪れた日々のことが綴られている。彼が編集や制作の仕事をやめて、金沢へ移り、小説家として再生していくところがいい。昔だけでなく、近頃のことも書...
断片記憶

祭り太鼓の音を聴きながら

部屋はいつのまにか怠惰の気に蝕まれてしまい心なしか落ち着かなくなってきた。本が積み上ることの圧迫感が、読み終わらぬことを責め続ける。本を読めば無知の領域が拡大するので、終わりということはない。人生は資源無限大の気持ちで生きてもよいが、資源を...