不明門通の呼び方

ひととき

キョウト百景 第33景 因幡堂 開かれた門

佐々木和歌子氏の『ひととき』2019年10月号の連載のキョウト百景で、「烏丸通の一本東にある「不明門通」は「あけずどおり」と呼び、「門」の存在を無視する読み方は難読地名と言っていいだろう。」とあった。

高沢英子氏の『京の路地を歩く』(2009)を読んだときはさほど疑問を抱かずに通り過ぎてしまった。梅原猛がもともと開かずの門と書いていて、由来に触れていなかったので進みようもなかったのである。

佐々木和歌子氏も由来に触れているが、信憑性はどうか。

「名前の由来は高倉天皇が因幡堂のすぐ南にあった「東五条院」に住んだため、因幡堂がそれを憚って南門を開けなかったことによるとか」。

いずれにしても「門」を読まない理由はわからない。

2021-08-02『京の路地を歩く』(2009)

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