断片記憶 蔵書は知の形成過程を知る手掛かりか 「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴した。江戸時代の知の形成のあり方の話だった。具体的には加賀藩のある十村(とむら)を担った喜多家の蔵書を調査したものだった。自分が「読書塔」を... 2025.10.09 断片記憶
読書時間 『鎌倉と京』(2014)その3 五味文彦『鎌倉と京 武家政権と庶民世界』講談社学術文庫、2014年久しぶりに読んでみて、通史の難しさを感じた。「やっと書き終えてみてあらためて思ったのは、歴史を書く、叙述するとはどういうことか、という問題である。いろいろな史料を読み、論文を... 2025.10.08 読書時間
旅の時間 雨の京の朝 昨日予習した京都国立博物館の「宋元仏画展」を日曜美術館で見る。細部にわたって見えるののがTV番組の良いところで、孔雀明王像(仁和寺所蔵)は技法の再現もあって印象が深まった気がした。小雨の烟るなか髙木屋さんまで行ってコーヒーを飲む。このあいだ... 2025.10.07 旅の時間
旅の時間 温習會2025を観る 表千家北山会館まとまった雨の京都となった。地下鉄烏丸線に乗って北山駅で降りて府立植物園の方を見ると大勢の人が立っている。何か異様な感じがしたが、そのまま北山橋方面へ歩いて行くと表千家北山会館が道角に佇んでいたのである。駅のポスターで見た「特... 2025.10.06 旅の時間
四都手帖 四都手帖2025年11月【編集中】 2025年11月の私的な愉しみと記憶11月は霜月といった。霜がつけば寒い月です。晩秋を味わうシーズンです。【古都】特別展 宋元仏画 蒼海(うみ)を越えたほとけたち 京都国立博物館 2025年9月20日(土)〜2025年11月16日(日)宮川... 2025.10.05 四都手帖
東都手帖 東都手帖2025年11月【編集中】 2025年11月東都散歩のための私的な愉しみと記憶11月は霜月なり。紅葉シーズンです。Le Petit Parisienのオーナーさんから展示会の案内をもらったので追加しました。アーティストさんから案内をもらったので追加しました。春と秋の開... 2025.10.04 東都手帖
書籍目録 『ラテン語とギリシア語』(2025) 神無月の購入図書。神無月の頃はもっと秋らしかった記憶しかないが、去年の記憶も確かではないので、平年的な記憶なのであろう。今年もあと3ヶ月、どれだけ本が読めるのだろうか。読まないで済ます本を都度選んでいくのが読書人の平均なのだろうか。(購入後... 2025.10.03 書籍目録
読書時間 『チベットのモーツァルト』(2003) 中沢新一『チベットのモーツァルト』講談社学術文庫、2003年書誌情報「本書の原本は、1983年11月、せりか書房より刊行」(p.334)。吉本隆明の解説について、学術文庫版まえがきにコメントがある。中沢新一氏が問題を攻略するやり方は「いまな... 2025.10.02 読書時間
読書時間 『文化が違えば、心も違う? 文化心理学の冒険』(2025)その2 北山忍『文化が違えば、心も違う? 文化心理学の冒険』岩波新書、2025年後から買った本にオーバーライドされるのが研究所に来た本の運命かもしれない。世にいう積読である。もはや古書店と化した本箱を漁って本を持ち帰る人がいたが、本に対する嗅覚は捨... 2025.10.01 読書時間
読書時間 『日本哲学入門』(2024)を読む 藤田正勝『日本哲学入門』講談社現代新書、2024年書誌情報10講義からなり、日本の哲学を明治から現代の時間軸で論じるのではなく、①「経験」②「言葉」③「自己と他者」④「身体」⑤「社会・国家・歴史」⑥「自然」⑦「美」⑧「生と死」というテーマか... 2025.09.30 読書時間
散歩時間 公募展の季節 秋の上野の山は公募展の季節である。2025汎美秋季展を東京都美術館で観てきた。公募推薦制で無審査、無表彰で展示される。知り合いから案内をもらったので出かけたのである。ゴッホ展の土日は日時指定予約制で時間毎に並んでいるのを横目に見て帰って来た... 2025.09.29 散歩時間
散歩時間 屋形船に乗って川崎工場夜景を観る 「川崎工場夜景屋形船クルーズ」なるものを元の同僚に勧められたので行ってみることにした。工場の夜景は仕事先で見てきたが何か寂しい感じがしたものである。しかし、京浜工場などの夜景は日本独特の景色であってファンも多いらしい。照明に照らし出された工... 2025.09.28 散歩時間
読書時間 『藤原摂関家の誕生』(2025)を読む 瀧浪貞子『藤原摂関家の誕生 ー皇位継承と貴族社会』岩波新書、2025年要約本書は藤原摂関家の誕生の経緯を述べたものである。藤原北家の内麻呂、冬嗣、良房の事績により摂関家が誕生した経緯が辿られる。瀧浪貞子氏は桓武、平城、嵯峨の三帝に仕えた藤原... 2025.09.27 読書時間
書籍目録 『藤原摂関家の誕生』(2025) 長月の購入図書(その7)。長月も下旬となり、何かと季節が変わり始めたようだ。(購入後記)瀧浪貞子氏の本は読んだことがない。あとがきを見ると『桓武天皇』(2023)を新書で書いたとある。記憶にあったが、読んだことのない著者の本の購入には少し慎... 2025.09.26 書籍目録
書籍目録 『日本哲学入門』(2024) 長月の購入図書(その6)。読書Mapを意識した本の購入があってもよいのではないかと思っている。来週は研究所まで本の取り調べに来るという人がいるくらいであるから、本は読み手次第であるのは言うまでもない。(購入後記)はじめにをパラっと見ていた時... 2025.09.25 書籍目録