Goinkyodo

書籍目録

2025年03月購入図書(その7)

桜はな弥生も末の空模様(購入後記)山内志朗氏の『中世哲学入門』(2023年)の講義の中でアリストテレスのところが前提にあるので、出隆『アリストテレス哲学入門』(1972年)を探してみた。オンデマンド印刷だと本の体裁がなくて悲しい。廣川洋一氏...
散歩時間

講談の謎解きは懇親会で

第一回押上文庫「旭堂南文字」講談会に参加した。押上文庫初の講談会である。上方講談の旭堂南文字(きょくどうなもんじ)さんの話も初めてである。墨田区所縁の話が二席赤穂義士伝外伝 松浦壱岐守水戸黄門漫遊記 黄門と農業店主の実家のある松本所縁の話が...
読書時間

『読書とは何か』(2022)その6または復読

三中信宏『読書とは何か 知を捕らえる15の技術』河出新書、2022年片付けしていて箱から出てきた。ブログを読み直してみたら、第3章まで書いていたので、復読して、第4章を載せて完結とする。第4章 読書術(発展編)読むだけでなく読まないことも読...
書籍目録

2025年03月購入図書(その6)

桜が開花した東都で、明日なき読書を続けている。花粉症で頭がよく働かないし、鼻をかんでばかりで進まない。(購入後記)永井均『『純粋理性批判』を立て直す』(2025年)p.343で「自分とは何かーー存在の孤独な祝祭」(とくにp.66とその周辺)...
読書時間

『新編百花譜百選』(2007)

木下杢太郎画、前川誠郎編『新編百花譜百選』岩波文庫、2007年連翹で思い出した。木下杢太郎(医学博士太田正雄)の『百花譜』は872枚の原色版をB4判2冊に収めて著書没後34年の昭和54年に岩波書店から刊行されている。その後、澤柳大五郎選『百...
断片記憶

久保田万太郎の句

向島水鳥や夕日きえゆく風の中久保田万太郎、成瀬櫻桃子編『ごでまり妙』(ふらんす堂文庫、1991年)は傘の絵がワンポイントでよい。この装丁の猫を見たのは加藤楸邨『句集 猫』(ふらんす堂文庫、1990年)だった。
ひととき

186「草を喰む」千宗室

2025年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「草を喰む」というタイトルでした。昔、家元が祖母君に連れられて三輪明神へお参りしたあと、ヨモギを摘んだり、ミカンをもいだりした思い出を語っています。家元はあっさりした草餅...
書籍目録

2025年03月購入図書(その5)

弥生も下旬となり、そろそろ桜の便りもきく頃となった。(購入後記)前置詞は辞書を読み込むしかないと思うが、解説が少ないので全体像を掴むためにAmazonで購入した。【言語】関正生『前置詞最強の教科書』KADOKAWA、2025年
散歩時間

連翹に思ふ

枯れ葉刈り連翹ひかる百花園枯れ草を刈り取った向島百花園の庭は明るく広々と感じた。雪柳が咲く頃に連翹も黄色い花をつけるが、まだ、枝に花のない株もあった。ぽかぽか陽気に誘われて人々も集まってくる。スタッフが苗床を運んでいた。花の季節はもうすぐだ...
散歩時間

また、忠臣蔵を観る

歌舞伎座で、全員集合の歌舞伎をやっていたので観にいった。1月に新橋演舞場て七段目を観たので、今回は四段目を観たかったので午前の部にした。通しで観るだけの体力はもうない。四段目の音楽のない時間帯の緊張感はたまらない。切腹から城の引き渡しまでの...
散歩時間

銀座の画廊へ行く

Hiromi Sato氏が4人展へ参加したというので、観にいった。Gallery美庵は金春通の久兵衛の隣の鉛筆ビルの5階にあるが、エレベーターは4階までしかない、金春通はよく歩いていたが、上は見ないので気が付かなかった。今回の展示は鉛筆画で...
断片記憶

春雷は春の雪を降らせた。

朝から雷鳴が轟きわたった。本州の南岸を低気圧が通過するときに、上空に寒気があると大気は不安定になり上昇気流が発生し積乱雲が発達すれば落雷をもたらす。春雷を聴くのは久しぶりのような気がする。今は雨の音しかしない。足早に去っていったが、雪から霙...
断片記憶

YouTubeに時間を取られている

九州歴史資料館の「筑紫君磐井の乱の実像に迫る」のシリーズがちょうどキリも良く観てしまう。古代史は新史料の発掘があると年代が動いてしまい、議論の前提が定まらない。古墳なども箸墓古墳のような280mもの巨大なものを3世紀につくれるか(関川尚巧『...
断片記憶

Rip いしだあゆみ

いしだあゆみさんが2025年3月11日に亡くなられました。76歳でした。「ブルー・ライト・ヨコハマ」をこの間リクエストしたばかりでした。ご冥福をお祈りします。
断片記憶

弥生の雨

修二会ロスということばが流れて来た。修二会が満業して奈良に春が来る。雨の日にニコ生など修二会を見ていると他に何もできなくなってしまう。Le Petit Parisienのオーナーと『草枕』談議をしたので、青空文庫の『草枕』を読み始めたが、さ...