本にすることのプロセス(その30)
国の文化審議会は令和七年十二月十九日に特別史跡の新指定を答申し、国指定の恭仁京跡(山城国分寺跡)【京都府木津川市】は遺跡の国宝に相当する国の特別史跡に指定された。
恭仁京跡(山城国分寺跡)は天平十二年(七四〇)に遷都し三年三カ月営まれた宮都で、後に山城国分寺となった。
私が訪れたのは平成二十年三月十六日と記録にある。京都府立山城郷土資料館を見た後に、恭仁京跡(山城国分寺跡)を見ることにした。国道163号の歩道橋が目印で、左へ行くと木造の懐かしい小学校があり、右手の広場に七重塔の礎石があり、校舎の裏は大極殿の跡である。塔の礎石があるところは開けていて気持ちがいい。先客が礎石の形の違いを指摘してくれた。北の三上山の中腹を指差して、海住山寺(かいじゅうせんじ)の五重塔の先に巨大な榊があるので、見てきたらどうかという。

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