2017-07

書籍目録

2017年07月購入古書

2017年07月購入古書 (購入後記) 本来なら7月は古書の購入は控えるのが原則である。しかし、信号待ちの暑さに負けてふらっとikkAさんに入って、2階の甘夏書店さんで本と手ぬぐいを買う。 パラっとめくっているうちに中村哲や池田彌三郎などの...
断片記憶

幸せを感じる時間

忙しさに気持ちを紛らわせることで決断を遅らせることはできる。自分にとって本質的でないことに時間を費やすことで不安を追いやることはできても幸せを感じるには程遠い。人生は「無数の可能性の中途半端な実現の束」と中村真一郎が言った。身体を横たえなが...
断片記憶

読書家か愛書家か

「讀書の文化的意義は書籍を通じて時代に觸れるところにある」と内田魯庵は書いている。 「讀書享楽を信條とする私の如き随分愚書をも漁って、五年十年はおろか百年二百年前の古書を珍重するにおいて人後に落ちないツモリであるが、それは寄席や芝居へゆくと...
古都を旅する

薬師寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の北村薫氏の1回目は「薬師寺」でした。薬師寺は東塔が解体修理中です。2020年6月に修理が終るということはオリンピックの年ではないか。 北村薫氏の父の日記に薬師寺のことが書いてある。その日記を基に青...
読書時間

『暮らしのこころ』(1979)

岡部伊都子『暮らしのこころ』創元社、1979年 ikkAさんの2階の甘夏書店企画の「本と手ぬぐい2」で買ってきた。なんでも手ぬぐいの写真や絵に付箋を貼って古書店さんに出展してもらったという。文句も言われたらしいけど、結構付箋だらけなので(本...
断片記憶

青木繁の挿絵

LE PETIT PARISIENで『青木繁展』(2011年)の図録を見ていたら、オーナーが貝原益軒の『女大学』を出してきて、東京書林の和綴本だが、出版年代を調べてもらっているという。見てみると板本であるので明治時代と分かるくらいだ。 次に...
散歩時間

タニワタリ

阿佐ヶ谷のzakka土の記憶で斉藤幸代展を見る。タニワタリの葉をデザインした器が今年の新作だ。ショップの方でオオタニワタリの葉を用意してもらったという。展示スペースが広いので色々置けてよい。今年は日程の都合で五条へ行けないので、今度会えるの...
読書時間

孤心ナクシテ

大岡玲氏がユリイカの『大岡信の世界』で「孤心ナクシテうたげナシ」を寄せていた。大岡信の『うたげと孤心 《大和歌篇》』(集英社、1978年)に書かれた父の為書には「玲君 孤心ナクシテ うたげ ナシ 信」とあった。 浪人生への励ましと受け取った...
古都を旅する

フランソワ喫茶室

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の森まゆみ氏の4回目は「フランソワ喫茶室」でした。森まゆみ氏の『暗い時代の人々』で創業者の立野正一と俳優で新聞『土曜日』の発行人斎藤雷太郎がフランソワ喫茶室にまつわる人物として語られる。森まゆみ氏にフラン...
視聴時間

『花の百名山 10』(2002)

『花の百名山 10』NHKエンタープライズ21、2002年 このシリーズ最後は九州の花の山だ。九州は積雪期に九住山に登って法華院温泉に泊まったことがある。花の時期に大船山とか坊ガツルを見たかったな。雪原を長者原へ降っていったあとは覚えていな...