幸せを感じる時間

断片記憶

忙しさに気持ちを紛らわせることで決断を遅らせることはできる。自分にとって本質的でないことに時間を費やすことで不安を追いやることはできても幸せを感じるには程遠い。人生は「無数の可能性の中途半端な実現の束」と中村真一郎が言った。身体を横たえながら何もすることがない時間を過ごしている休日の朝の時間は幸せを感じるための作法を自ずと学ぶ時間だ。

注)中村真一郎『頼山陽とその時代』

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