2021-11

書籍目録

2021年11月購入図書

霜月は読書より暗唱に力を入れた。(購入後記)高等遊民氏の誘いに乗って研究書に手を出した。アリストテレスは政治→ニコマコス倫理学→形而上学の順に読もうと思うが、なぜか形而上学を先に買っていた。『科学史研究』をポチしてみた。ハングルの歴史を知り...
書籍目録

2021年11月購入古書

霜月だからといって木枯らしの中を歩いたりはしない。(購入後記)昔読んだリセの哲学の教科書の1冊目の続きを読む。最近読んだのはアランのだった。これはフルキエだ。分類について気になった。この哲学書は刺激的だ。【思想】フルキエ『哲学講義 認識Ⅱ』...
書籍目録

2021年11月書籍往来

霜月で思い出す歌がないのは歳のせいなのか。【思想】森有正『遠ざかるノートルダム』筑摩書房、1976年遠ざかる京都というフレーズがこの本のタイトルに由来するとしたら、45年経っても影響を受けているということになる。辻邦生があとがきを書いている...
読書時間

『ハイデガーの思想』(1993)

木田元『ハイデガーの思想』岩波新書、1993年、2020年第30刷木田元を読むかハイデガーを読むか。読書は本の選択の問題である。ハイデガーの概説書から入ることにしょうと考えたが、この本が適切であるかどうかはわからない。しかし、岩波新書で30...
古都を旅する

春日大社

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」の京都精華大学学長で建築学のウサビ・サコ氏の2回目は「春日大社」でした。春日大社の境内がでこぼこしていることに疑義を呈しました。御蓋山は聖なる地故に平坦に均すわけにはいかないのでした。プラス1は「...
読書時間

『偶然性と運命』(2001)

木田元『偶然性と運命』岩波新書、2001年、2018年第6刷第1章 めぐり逢いの現象学めぐり逢いの意識がしばしば前世のきずなと考えるほど明証性をもって我々に迫ってくるのは何故か。明証性とは確実性の意識(5頁)である。木田元はハイデガーの時間...
読書時間

『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(2021)

薬袋善郎『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』研究社、2021年以前から薬袋善郎氏の本は読んできたので、方法論に変わりはない。parsingを行うための、懇切丁寧な「教科書兼ワークブック」なので471頁もある。今までは『英語リーディング...
読書時間

ジャック・ロルダと機械論対生気論史観

平井正人「ジャック・ロルダと機械論対生気論史観」『科学史研究』第Ⅲ期第60巻No.299、2021年10月号、日本科学史学会、218-233頁生命現象を「機械論」で見るか、「生気論」で見るかは対立する立場である。本論は「19世紀のモンペリエ...
ひととき

146「日本海の色」千宗室

『ひととき』2021年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「日本海の色」というタイトルでした。家元が原稿が書けなくて母堂に教えを乞うたのは若狭の海の話でした。「太平洋では朝日を顔に受けるけど、若狭では背中に受けるか...
散歩時間

円満井会定例能を観る

11月はお火焚きの季節である。伏見稲荷の火焚祭はふいご祭ともいわれ、鍛冶屋が集う祭であった。刀剣を鍛造するには火と風が必要である。能の演目も季節があり、「小鍛冶」は晩秋に相応しい。「小鍛冶」は一条院の仰せで三条小鍛冶宗近が伏見稲荷神の相槌を...
読書時間

『銭形平次捕物控 傑作集二 人情感涙篇』(2019)

野村胡堂『銭形平次捕物控 傑作集二 人情感涙篇』双葉文庫、2019年書誌情報『銭形平次捕物全集』(河田書房刊、1956年〜1958年)を底本とし、「人情感涙」をテーマとした6編を厳選したという。解説を郷原宏氏が書いていた。よく岡本綺堂の『半...
古都を旅する

東大寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」の京都精華大学学長で建築学のウサビ・サコ氏の1回目は「東大寺」でした。大仏さまと対話することで、自分自身と深く向き合うとのことです。プラス1は奈良国立博物館でした。サコ氏の教え子が学芸員を務めてい...
読書時間

『銭形平次捕物控 傑作集1陰謀・仇討篇』(2019)

野村胡堂『銭形平次捕物控 傑作集1陰謀・仇討篇』双葉文庫、2019年書誌情報『銭形平次捕物全集』(河田書房刊、1956年〜1958年)を底本とし、「陰謀」「仇討」をテーマとした6編を厳選したという(編集部)。このセレクションはテーマ別という...
四都手帖

2021年12月四都手帖【編集中】

四都をめぐる私的な愉しみと記憶師走の古都は慌ただしかった記憶しかない。冬は日も短くて、すぐに夕暮れの時間になる。しかし、夜の楽しみがなくなると気力も萎えてくる。底冷えのする街を歩いた記憶はこのブログの中で色褪せていく。【古都】畠山記念館の名...
東都手帖

東都手帖2021年12月【編集中】

2021年12月東都散歩のための私的な愉しみと記憶師走が年の瀬だということは言われなくともわかる。ただ、体力を落としたので、美術館へ行くより、ニコニコ生放送を見てよしとする。東都手帖の範囲を拡大した。関東・甲信越いう天気情報の範囲にした。と...