書籍目録 2016年08月購入図書 2016年08月購入図書(購入後記)「うしろがき」と訓む。8月になって7月の疲れが出たのか、仕事関連のレポートを読むだけで、本も買わないはずだったが、奈良に行くことで、三島由紀夫を読むことになった。それは、大神神社の三輪山登拝とその摂社であ... 2016.08.31 書籍目録
読書時間 『果し状』(2016) 伊藤果『果し状 伊藤果詰将棋50年作品集』マイナビ出版(日本将棋連盟発行)、2016年千駄ヶ谷の日本将棋連盟で購入した。伊藤果氏の詰将棋は『残影』『詰のオルゴール』以来の購入となる。『王将殺人事件』は買っていない。伊藤果氏は職業作家として多... 2016.08.30 読書時間
読書時間 『古史徵開題記』(1936) 平田篤胤著、山田孝雄校訂『古史徵開題記』岩波文庫、1936年、1992年第5刷「要するに、今日に於いても古典一般について論じようとする人は先づ本書を見なければならぬものである。本書をも見ず、若くは本書にいふだけの智識をも持たないで古典につい... 2016.08.29 読書時間
読書時間 『ヨーロッパ戦後史 上』(2008年) トニー・ジャット、森本醇訳『ヨーロッパ戦後史 上』みすず書房、2008年Brexitを考えるに当たり、ヨーロッパと何かという問いに戻らざるをえない。あの戦争による荒廃から復興したヨーロッパの「戦後」はどうだったのか。日本では、「もはや戦後で... 2016.08.28 読書時間
視聴時間 『紅葉狩』(2005) 『蝋燭能〜鬼づくしの二夜〜第二夜 紅葉狩ー鬼揃ー』ビクター伝統文化振興財団、2005年久々にDVDで能を見る。二夜目は「紅葉狩」である。2004年8月28日、札幌メディアパーク・スピカにて鬼づくしの二夜の第二夜は『紅葉狩』である。観世流なの... 2016.08.27 視聴時間
古都を旅する 海柘榴市跡 週刊新潮の「とっておき私の奈良」文芸評論家の三輪太郎氏の3回目は「海柘榴市跡(つばいちあと」だった。三輪に行くたびに寄ろうと思って果たせないでいる。現在は金屋河川敷公園として整備されている。三輪太郎氏は歌垣について論及しながら、大和川の河原... 2016.08.26 古都を旅する
視聴時間 『鉄輪』(2005) 『蝋燭能〜鬼づくしの二夜〜第一夜 鉄輪』ビクター伝統文化振興財団、2005年久々にDVDで能を見ることにした。当然『鉄輪』であることは、このブログの読者であれば想像がついたはずだ。2004年8月27日、札幌メディアパーク・スピカにて鬼づくし... 2016.08.25 視聴時間
断片記憶 貴布禰神社の奥宮 貴船神社のことを書くのを忘れた。1.貴布禰神社の由来森浩一先生によると貴布禰神社は上賀茂神社との関係で風土記の玉依姫の伝承が、黄船で賀茂川を遡った話として付会されて社伝となったと言う。奥宮が元の社殿であったため、船形石が奥宮にあった。それは... 2016.08.24 断片記憶
読書時間 鞍馬寺を解く鍵 森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛北・上京・山科]』学生社、2008年1.鞍馬寺を解く鍵鞍馬寺は藤原伊勢人(ふじわらのいせど)が開いた。その経緯は『今昔物語集』巻第十一「藤原伊勢人、始めて鞍馬寺を建てる語」で語られるが、ちょっと複雑であ... 2016.08.23 読書時間
視聴時間 『フレンチ・カンカン』(1954) フレンチ・カンカン(1954)ジャン・ルノワール監督のミュージカル・コメディ映画である。104分。興行主のダングラール役はジャン・ギャバン(1904-1976)で踊り子役のニニ役のフランソワーズ・アルヌール(1931-)がいい。嫉妬の塊のロ... 2016.08.22 視聴時間
読書時間 『京都の歴史を足元からさぐる[洛北・上京・山科]』(2008) 森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛北・上京・山科]』学生社、2008年シリーズ2冊目である。1冊目は4部18章だったことから、章立ての方針に変更があったのだろうか。第1章 賀茂川と高野川の上流へーー鞍馬・貴船・大原の里第2章 洛北、岩倉... 2016.08.21 読書時間
読書時間 『構造主義のかなたへ』(その2) 藤井貞和『構造主義のかなたへーー『源氏物語』追跡』笠間書院、2016年第1章 構造への序走クロード・レヴィ・ストロースの『親族の基本構造』(1949)を日本社会で検証するための読み直しである。「婚姻の在り方は古来、社会的な規制に支配されるの... 2016.08.20 読書時間
読書時間 『構造主義のかなたへ』(2016) 藤井貞和『構造主義のかなたへーー『源氏物語』追跡』笠間書院、2016年本書は『源氏物語』を巡る研究・小説・批評からなる。藤井貞和氏の意図ははしがきで披露されている。「<構造主義とは何か>を、レヴィ=ストロース氏、およびフーコー氏に沿って、本... 2016.08.19 読書時間
古都を旅する 興福寺 週刊新潮の「とっておき私の奈良」文芸評論家の三輪太郎氏の2回目は「興福寺」だった。三輪太郎氏らしく、哲学者の上山春平の『埋もれた巨像』をあげて、興福寺の伽藍を築いた藤原不比等に論及した。久しぶりに読み返してみたくなった。国宝の五重塔と三重塔... 2016.08.18 古都を旅する
断片記憶 東山三十六峰の南限 森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』学生社、2007年さて、東山三十六峰とは、北は比叡山から南は稲荷山までの峰々を指す。新町の町家である紫織庵で欄間に東山三十六峰を描いたものを見たことがある。しかし、まだ数えることはしていない。... 2016.08.17 断片記憶