貴布禰神社の奥宮

断片記憶

貴船神社のことを書くのを忘れた。

1.貴布禰神社の由来

森浩一先生によると貴布禰神社は上賀茂神社との関係で風土記の玉依姫の伝承が、黄船で賀茂川を遡った話として付会されて社伝となったと言う。奥宮が元の社殿であったため、船形石が奥宮にあった。それはそれで厳かなものだったが。貴布禰神社はきふねと濁らない。森浩一先生の言うように気の生まれる嶺である気生根がもとという意味でよいと思う。

2.附曳神事

貴船神社には三度ほどいったが、記憶に残る話を書いておく。

イノダで京の朝食を食べて、 貴船神社の奥宮に附曳神事(ふびきしんじ)を見に行くことにした。奥宮は雪で白かった。先週末の雪だという。

附曳神事は2011年12月29日11時に行われた。150年振りに改修した奥宮本殿を権地に引き戻す行事である。

附曳神事の間は何人も口きいてはいけないため、口に含む榊の葉が配られる。仮殿で祭祀が一通り済んでいよいよ本殿を移動させる附曳神事に移行する。榊を口に含んで5分くらいで終了し、祭主より挨拶があって50分くらいの神事だった。

3.鉄輪

貴布禰神社に関して、御神木の桂や和泉式部の歌の話は森浩一先生も書いていたが、「鉄輪」の話はなかった。能の「鉄輪」の女は貴布禰神社へ丑の刻詣に来るのだった。

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