2017-01

古都を旅する

狛犬が気になる

『月刊大和路 ならら 2017年1月号』は「めでたいワン!新春コマ犬劇場」ということで、酉年にも関わらず狛犬特集だった。小寺慶昭氏の「狛犬観察のすゝめ」で東大寺南大門の狛犬の説明をしていた。「東大寺南大門の狛犬は中国のものなので両方獅子で、...
古都を旅する

コハル カフェ

週刊新潮の「とっておき私の奈良」芥川賞作家の津村記久子氏の4回目は「コハル カフェ」でした。雰囲気のある一軒家です。きたまちを散歩してランチを良くしました。最近、休みが多いのでなかなか行けてません。プラス1は「器人器人(きときと)」です。コ...
散歩時間

木村義雄のお宝を観に行く

川間駅の北口から朝日バスかまめバスがある。途中に千葉カントリークラブ・川間コースがある。千葉県に来たことを実感する。いちいのホール入口でバスを降りて徒歩2分でいちいのホールに着く。5階建のいちいのホールは関宿町の庁舎だつたが、野田市と合併し...
古都を旅する

室生寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」芥川賞作家の津村記久子氏の3回目は「室生寺」でした。室生寺の金堂の釈迦像もいいけど十二神将像もいいものです。金堂を背景に津村記久子氏が写っているのは羨ましい。室生寺の五重塔を見て、奥の院を目指すと、結構石段が...
読書時間

小絵馬

『季刊銀花第29号』文化出版局、1977年、特集1 小絵馬 特集2 紅花染小絵馬を見ていくと、一言観音が出てきた。中世以来、神ばかりでなく仏にも絵馬があげられるようになった。「奈良興福寺南円堂の横に、線香の煙の絶えることのない堂がある。世に...
読書時間

冨士谷御杖の言霊論と「幽」の世界観

鎌田東二「霊性の京都学89 冨士谷御杖の言霊論と「幽」の世界観」『月刊京都 2017年2月号』顕の聖地と祭り/幽の聖地と祭り、あるいは青島と恐山、そして日向と出雲先月は「幽」を論じると予告していた。今回は青島と恐山という二つの聖地が鎌田東二...
古都を旅する

興福寺南円堂

週刊新潮の「とっておき私の奈良」芥川賞作家の津村記久子氏の2回目は「興福寺南円堂」でした。南円堂は西国第9番札所です。南円堂は毎年10月17日の大般若転読会に特別公開されます。不空羂索観世音菩薩座像(康慶作)と四天王立像は国宝です。私も特別...
散歩時間

花組 雪華抄/金色の砂漠を観る

花組の『雪華抄』と『金色の砂漠』を観る。今回は、まいこつさんの出番表をもらったので(なんか祇園甲部ぽい)プロローグからフィナーレまでオペラグラスで追い求めてしまった。『雪華抄』は都をどりを思わせる演出で始まるレビューだった。花椿の音くり寿さ...
旅の時間

「鈴木其一」展

細見美術館で「鈴木其一」展の前期を観た。東京でやったものが京都に来たわけだ。「朝顔」はやって来なかったが、風神雷神図襖は面白かった。ぎりぎり細見美術館で展示できる大きさだった。王朝和歌を題材にした小さな巻物4点(四季歌意図巻)が良かった。近...
旅の時間

壬生寺狂言堂

壬生寺は、節分、5月の連休そして10月の連休に壬生狂言を観るために来た。以前は4月末から壬生狂言をしていたので、29日とかに壬生狂言を観て、夕方は先斗町へ行ったものだった。京の冬の旅 2017京の冬の旅で壬生寺の狂言堂が特別公開されたので観...
読書時間

『日本の護符文化』(2010)

千々和至編著『日本の護符文化』弘文堂、2010年「おふだ」を抜きに日本の庶民文化は語れない。火災除け、泥棒除け、神社の神札、お寺で祈祷された「おふだ」、蘇民将来の「おふだ」、御守りも中身は「おふだ」である。最近、六波羅蜜寺の空也踊躍念仏の報...
読書時間

『高野聖』(2011)

五来重『高野聖』角川文庫、2011年呉座勇一氏の『応仁の乱』(2016)で興福寺の別当を務める貴族の子弟から衆徒や国民にまで話が及んだが、いわゆる国人クラスまでで、武装する最下層の僧侶というわけではなかった。最下層の僧侶は五来重氏の『高野聖...
古都を旅する

東大寺戒壇堂

週刊新潮の「とっておき私の奈良」芥川賞作家の津村記久子氏の1回目は「東大寺戒壇堂」でした。津村記久子氏は四天王の内、巻物と筆を持つ広目天と写真に写っています。通常は撮禁なので羨ましい。東大寺戒壇堂は東大寺戒壇院の内、戒壇堂と千手堂が復興され...
散歩時間

御神符

ゆく年くる年を見ていたら、狼の石像が出てきた。福島県飯舘村の山津見神社だった。火災の後に再建された拝殿に東京芸術大学の学生によりオオカミの天井絵242枚が奉納されていた。そういえば小倉惠子氏の『狼の護符』(新潮社、2011年)があったなと思...
四都手帖

四都手帖2017年02月【編集中】

2017年2月の私的な愉しみと記憶如月の京都は一段と寒さも厳しくなる。しかし、春への備えは怠らないのが自然の摂理である。【古都】◯第51回京の冬の旅 非公開文化財特別公開~秘められた京の美をたずねて~1月7日(土)~3月18日(土)梅花祭 ...