2022-06

書籍目録

2022年06月購入図書(その6)

6月水無月の晦日は、茅の輪くぐり。(購入後記)エーリッヒ・ケストナーは児童文学ということで有名であるが、実は気骨ある人だった。ナチ政権下で作家活動を禁止されたという。戦中日記は日本人のばかり読んできて、日本人がやになったが、ドイツ人もまた抑...
書籍目録

2022年06月書籍往来

6月水無月は森有正氏を読むためのリストを作っていたので、パラパラと本をめくっていた。しかし、梅雨明けがいきなりきたのは驚いた。【思想】森有正『生きることと考えること』講談社現代新書、1970年、1974年第9刷森有正氏が伊藤勝彦氏の質問に答...
読書時間

『養老孟司の人間科学講義』(2008)

養老孟司『養老孟司の人間科学講義』ちくま学芸文庫、2008年書誌情報解説が内田樹氏である。あとがきを読むと、雑誌「ちくま」に一年間連載したものが元になっている。「連載のときと、本にまとめるときでは、考えがかなり違ってしまった。だから連載原稿...
読書時間

『現代のアレオパゴス』(1972)

森有正、古屋安雄、加藤常昭『鼎談 現代のアレオパゴス 森有正とキリスト教』日本基督教団出版局、1973年、1976年3版書誌情報本書は1972年秋、森有正氏(パリ大学教授、国際基督教大学客員教授 当時)が古屋安雄氏(国際基督教大学教授 当時...
書籍目録

2022年06月購入図書(その5)

6月水無月も終盤になり、たまには本屋に顔を出す。Amazonばかりだと、レコメンドが偏りすぎてくる。(購入後記)結局、新刊ばかり買っているのは、書評が刊行より3月以内とかの制約があるので、時間が経った本が埋もれてしまうためだろう。尤も、調べ...
ひととき

153「龍がいる池」千宗室

2022年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「龍がいる池」というタイトルでした。家元は観光名所は行かないので、二条城もプライベートでは一度きりだといいます。油小路押小路まで下がってきたついでに行くことになりました。...
古都を旅する

十如寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」歌人・細胞生物学者の永田和宏氏の2回目は「十如寺」でした。ここの北野塾で縁を得たそうです。プラス1が北野天満宮とはなんか凄いです。
書籍目録

2022年06月購入図書(その4)

6月水無月も夏至を過ぎて蒸し暑い。(購入後記)システム監査学会の講演で本に触れていたので、購入してみた。この手の工学書は紙でないと図の関係で読みにくいことがわかった。でっかい画面なら問題ない。通勤時間にiPhoneで読む方が悪いのだ。本当に...
読書時間

『パーミッション・マーケティング』(2011)

セス・ゴーディン、谷川漣訳『パーミッション・マーケティング』海と月社、2011年書誌情報PERMISSION MARKETING by Seth Godin 1999を翻訳したのはブランディング・コンサルティングの阪本啓一氏だった。この『パ...
書籍目録

2022年06月購入古書(その2)

6月水無月の梅雨入りは6日と早かった。涼しい日が半ばまで続いていた。蒸した日は梅雨の時期というのを感じる。(購入後記)ターゲティング広告は買った後にその商品が再度進められたりして五月蝿いと思っていた。結局、無駄な広告である。パーミッション・...
散歩時間

梅雨の中休み

とりどりのいのちを咲かす花菖蒲 千河2022年6月19日堀切菖蒲園にて
読書時間

『歴史とは何か』(2022)

E.H.カー、近藤和彦訳『歴史とは何か』岩波書店、2022年書誌情報E.H.カーの『歴史とは何か』は清水幾太郎訳で岩波新書として1962年に刊行された。私の手元の本の情報は2018年第88刷とある。ロングセラーである。近藤和彦氏は第2版(1...
断片記憶

PODが欲しくなった夜

E.H.カー、近藤和彦訳『歴史とは何か』岩波書店、2022年第1講のhistoryについて、補註 a 歴史 historyの項を見るとオクスフォード英語辞典(OED)が引いてあって、急に高校時代の記憶が蘇ってきた。英語の教師が何かあるたびに...
古都を旅する

上賀茂神社

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」歌人・細胞生物学者の永田和宏氏の1回目は「上賀茂神社」でした。上賀茂曲水宴から回想が始まります。『鞍馬天狗』のロケ地だったのですね。プラス1は深泥池(みぞろがいけ)でした。この池を詠んだ歌が載せて...
読書時間

『さまよえる歌集 赤人の世界』(1974)その2

梅原猛『さまよえる歌集 赤人の世界』集英社、1974年万葉仮名版の赤人集が気に入って暫く遊んでから、梅原猛の本に戻った。山部赤人の50首のうち44首が取り上げられていた。梅原猛は柿本人麻呂を『水底の歌』(1973)で論じた。万葉集については...