2015-12

散歩時間

向島散歩

向島にHOLLYWOODがある。 喫茶店のHOLLYさんはHOLLYWOODから名前を付けたという。隣はリホームのWOODSPACEさんなので、二つ合わせてHOLLYWOODになる。たわいもない話だ。 HOLLYさんでモーニングしている時、...
シガモノ

餅を供えるの続き『オコナイ』(2008)

中島誠一監修、上田洋平、原田信男『オコナイ 湖国・祭りのかたち』INAXo、2008年 餅を供える話で『オコナイ』を出したので少し補足しておきたい。『オコナイ』を読んでいくと、御鏡と呼ばれる鏡餅をつき、奉納する話が出てくる。川道神社の巨大な...
書籍目録

2015年12月購入図書

どうしても本を整理しないといけないときは、読んでない本を捨ててくださいと中村武生先生がつぶやいた。読んだ本を捨てると教養人として失格だとすると、勢いで買った本の多くは処分されるに違いない。内藤陳の『読まずに死ねるか!』に倣って「読まずに捨て...
断片記憶

餅を供える

正月を迎えるにあたり歳神様に餅を供えることから鏡餅は始まったようだ。『オコナイ』を読んでいくと餅も潔斎して当番がついて供える話が出てくる。餅の形や飾り付けも千差万別である。 28日がよいのは8が末広がりだからだろう。29日は9が苦持に通ずる...
書籍目録

2015年12月購入古書

2015年12月購入古書 読まない本から捨てるというアイデアを中村武生先生から教わった。 というわけで、古書を買うのは読みたいからとか、捨てたので買い戻すとかになるのだろうか。血肉にならない本は読んだらあかんやろうなあ。 【思想】 高坂正顕...
古都を旅する

法起寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」華道家の笹岡隆甫氏の3回目は「法起寺」だった。飛鳥寺や四天王寺の中国式の左右対称の伽藍配置と違い、法隆寺の西院伽藍や法起寺は金堂と塔を左右に並べて配置している。家元が「最初期のいけばなの伝書に、しんに添える下...
ひととき

75「船岡山」千宗室

ひととき 2016年01月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「船岡山」というタイトルだった。家元のところから、堀川通を渡り路地をいくつか辿っていくと船岡山へは十分少し。家元の散歩コースは建勲神社の東の山道ではなく南山道...
断片記憶

谷口けいさんを悼む

谷口けいさん(43歳)が亡くなった。大雪山系黒岳で雪に埋もれて心肺停止状態で発見されたという。12月21日に登頂しでザイルを解いた後に400m滑落したらしい。死因は脳挫傷である。 登山家として残念でならない。 山渓のビデオの感想を読み返しな...
読書時間

『八ヶ岳の食卓』(2003)

萩尾エリ子『八ヶ岳の食卓 flavours from the forest―簡素でおいしいレシピ、美しく愛しい普通の一日』西海出版株式会社、2003年、2004年第2刷 1992年から1996年まで、長野日報に連載されたものが元になっている...
読書時間

『かくれ滝を旅する』(1991)

永瀬嘉平『かくれ滝を旅する』世界文化社、1991年 何やら聞いたことこあるような題名である。白州正子が腰帯に寄せた言葉「瀧、聞いただけで、心おどるものがある。」をみて『かくれ里』(1971年)であることを思い出した。 本書は「四半世紀も滝に...