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『漢文の話』(2006)を読む(その2)

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷下篇孟子から始まる。梁恵王に孟軻が説いた「五十歩百歩」の喩えは高校の漢文で習ったが、吉川幸次郎の解説で読むとまた面白さを感じた。しかし、使われている漢字がそこだけしか使われて...
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『漢文の話』(2006)を読む

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷(書誌情報)本書は、1962年筑摩書房のグリーンベルト・シリーズという新書版のための書き下ろし、1986年ちくま文庫、そして2006年にちくま学芸文庫となった。底本は『吉川幸...
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『古代天皇制』(2026)を読む

大津透『古代天皇制』岩波現代文庫、2026年大津透氏は『律令国家と隋唐文明』(岩波新書、2020年)以来である。本書の主な内容はもっと古いのである。(書誌情報)論文集であるが、引用は書き下し文にするなと、一般読書人向けに加工されている。内容...
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『ヤマト王権と難波・河内』(2026)を読む

吉村武彦『ヤマト王権と難波・河内』角川選書、2026年日経新聞の読書欄を読んでいて気になった。2026年3月14日朝刊で遠藤慶太皇学館大学教授が書評を載せていた。(書誌情報)選書。引用・参考文献がある。338頁。*で著者の補足説明がある。手...
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『哲学者たちの天球』(2022)を読む

アダム・タカハシ『哲学者たちの天球 スコラ自然哲学と形成と展開』名古屋大学出版会、2022年、2025年第3刷(書誌情報)西洋中世哲学の専門書。「本書の大半は、オランダのラドバウド大学(Radboud University Nijmegen...
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『新書 世界現代史』(2025)を読む

川北省吾『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか」講談社現代新書、2025年、2026年第4刷(書誌情報)「本書は、共同通信社が2022年3月から25年4月にかけて配信し、加盟新聞社25紙に掲載された大型国際インタビュー「レ...
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『西洋の本の本』(2026)を読む(その2)

内田市五郎『西洋の本の本』日本古書通信社、2026年、自費出版、100部Le Petit Parisienのオーナーさんが内田市五郎氏から寄贈された本を行くたびに読んでいる。(書誌情報)本書は内田市五郎氏が「Books on Books」と...
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『西洋の本の本』(2026)を読む

内田市五郎『西洋の本の本』日本古書通信社、2026年、自費出版、100部Le Petit Parisienのオーナーさんから借りた本。内田市五郎氏が「Books on Books」という表題で、『日本古書通信』に連載した内容をもとにしている...
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『短歌で読む哲学史』(2017)を読む

山口拓夢『短歌で読む哲学史』田畑ブックレット、2017年134頁と薄い本であるが、哲学史なので簡単ではない。哲学の本を何冊か読んできて、捲ってみたら、ちょうど興味があるところだった。中世哲学が気になるけれども、このブックレットの記述だけでは...
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『露寇事件 一九世紀初頭の日露紛争と鎖国』(2025)の影響

藤田覚『露寇事件 一九世紀初頭の日露紛争と鎖国』山川出版社、2025年寛政四年(1792)にアダム・ラクスマンがロシア船エカチェリーナ号で蝦夷地ネモロに来航することから始まる。漂流民の大黒屋光太夫達を乗せていた。このあたりは司馬遼太郎の小説...
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『桂東雑記Ⅱ』(2004)を読み直す

白川静『桂東雑記Ⅱ』平凡社、2004年暫く、本棚にあった本達であったが、移動し始めた。『桂東雑記』、『文字講話』、『説文解字』の各1巻はすでに研究所を離れた。ただ、私のように本を読む人ではないと思うので次を要求されてはいない。昔、読んだので...
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『露寇事件 一九世紀初頭の日露紛争と鎖国』(2025)を読む

藤田覚『露寇事件 一九世紀初頭の日露紛争と鎖国』山川出版社、2025年「露寇事件」 とは、19世紀初頭、文化三年(1806)及び文化四年(1807)にロシア軍艦によるカラフト島・エトロフ島攻撃をいう。ロシアとの紛争は幕府が公開しなくとも情報...
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『奥井の英文読解 新装復刊版』(2026)を読む

奥井潔『奥井の英文読解 3つの物語ー分析と鑑賞 [新装復刊版]』研究社、2026年3つの物語は短編であった。THE FATHER'S WEDDING-DAY by Mary LambHOME by William Somerset Maug...
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『翻訳家と学ぶ上級英単語 1 Word collection』(2023)を思い出す

堂本秋次『翻訳家と学ぶ上級英単語 1 Word collection』、堂本秋次、2023年、kindle版YouTubeで知った翻訳家の単語リストである。word、品詞、英語の説明、英語の用例とシンプルな構成で250語ある。例えば、Vol...
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『カエサル ガリア戦記』(2026)を読む

高橋宏幸訳『カエサル ガリア戦記』岩波文庫、2026年書誌情報本書は高橋宏幸訳『カエサル戦記集 ガリア戦記』(岩波書店、2015年)の文庫版である。カエサルは『ガリア戦記』と『内乱記』を翻訳で読んできたが、ラテン語を習っているのはComme...
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『カエサル『ガリア戦記』歴史を刻む剣とペン』(2009)を読む

高橋宏幸訳『カエサル『ガリア戦記』歴史を刻む剣とペン』岩波書店、2009年本書は岩波書店の書物誕生シリーズの1冊である。高橋宏幸氏の訳で『ガリア戦記』が読む前に、『ガリア戦記』の記憶が薄れていたので読み返すことにした。第2章ガリアを説明する...
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『『兵範記』を読む』(2025)を読む

元木泰雄『『兵範記』を読む 保元の乱の全記録』角川選書、2025年栃木孝惟校注『保元物語』(岩波文庫、2025年)の本文以外が気になったので、元になった平信範(のぶのり)の日記である『兵範記(ひようはんき)と照らし合わせようと元木泰雄『『兵...
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『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』(2003)その2

奈良文化財研究所編『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』岩波新書、2003年、2007年第13刷本箱から出てきたので、久しぶりに頁をめくってみた。八 東大寺8 本坊経庫と手向山八幡宮宝庫「東大寺旧境内には、古代・中世の校倉六棟が残っています。正倉...
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『保元物語』(2025)の本文以外が面白い

栃木孝惟校注『保元物語』岩波文庫、2025年書誌情報新日本古典文学大系『保元物語 平治物語 承久記』(1992年、岩波書店刊)の内、栃木孝惟校注『保元物語』を文庫化したもの。凡例(pp.3-9)によると、片仮名を平仮名に改め、振り仮名は現代...
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「京都東山大仏千僧会について」

『蓮華 仏教文化講座たより』vol.108 2025第575回仏教文化講座 令和7年2月16日(日)河内将芳「京都東山大仏千僧会について」(pp.16-19)という講座の紹介文章を読む。講座を聴講できればそれに越したことはないが、京都に住ん...