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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む(その3)

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「蘇我馬子の墓」を読む。堀辰雄の『大和路・信濃路』(1943)は私の好きな作品である。紀行文の形であるが、小林秀雄の「蘇我馬子の墓」(『芸術新潮』昭和25年2月号...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む(その2)

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「実朝」を読む。小林秀雄の『吾妻鏡』の読み方がよかった。史家でなく文学者の読み方である。『吾妻鏡』の潤色がかえって真実を伝えているというのだ。承久元年正月廿七日の...
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『モーツァルト・無常ということ』(1961)を読む

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷前回は「無常ということ」について書いたので、今回はそれ以外を読んでいる。通勤電車で読むには少し長いエッセイも多いことに気がついた。以前読んだことはすっかり忘れてい...
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「無常ということ」を読む

小林秀雄『モーツァルト・無常ということ』新潮文庫、1961年、2025年96刷「無常」を扱ってきたので、どうしても小林秀雄を出さないわけにはいかなくなる。これはある年代以上のことだろうと思う。そうなると唐木順三も出てきて、3ヶ月の読書計画は...
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『無名抄』(1975)を読む

高橋和彦編『無名抄 -付瑩玉集-』桜楓社、1975年、1991年3刷久々に鴨長明の『無名抄』を読む。和歌を論じた歌論集であるが、鴨長明の筆はそこに止まらない。劇的な場面を描く物語の顔もある。説話集としての『発心集』の語り口が、ここでも出てく...
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『方丈記・発心集』(1976)を読む

三木紀人校注『新潮日本古典集成 方丈記 発心集』新潮社、1976年、1995年12刷小西甚一校注『一言芳談』(ちくま学芸文庫、1998年)の臼井吉見の解説を読んでも、鴨長明の『無名抄』や『発心集』が出てこないので、私が触発された考えを確かめ...
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『一言芳談』(1998)を読む(その2)

小西甚一校注『一言芳談』ちくま学芸文庫、1998年、2022年第2刷『一言芳談』という念仏者達の熱い信仰の話を通勤電車の中で読んできたわけだが、改めて日本の中世と呼んでいる時代を思う。信心の内実は、しかし、残された本からではわからない。この...
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『一言芳談』(1998)を読む

小西甚一校注『一言芳談』ちくま学芸文庫、1998年、2022年第2刷兼好と長明の対比臼井吉見の解説を読むと、兼好一点張りであって、鴨長明は抒情歌人でしかない。「両者の決定的なちがいは、その無常思想に由来するに相違ない。長明のそれは、おもに外...
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『「王」の誕生 古代中国文明の戦争・祭祀・階層』(2026)を読む

落合淳思『「王」の誕生 古代中国文明の戦争・祭祀・階層』角川新書、2026年古代人の思考の「合理性」について論じていた。その時に頭に浮かんだのは「野生の思考」(クロード・レヴィ=ストロース、大橋保夫訳『野生の思考』(みすず書房、1976年)...
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『戦国史研究』第91号を読む

戦国史研究会編『戦国史研究』第91号、戦国史研究会、2026年3月25日発行「山崎の合戦に遅刻した羽柴秀吉」馬部隆弘日本経済新聞の2026年4月6日朝刊に「山崎の合戦、秀吉は遅参? 明智光秀と決戦の直前」という記事があった。oazoの歴史コ...
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『名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅲ+』(2026)その2

印刷博物館学芸企画室編『名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅲ+』印刷博物館、2026年企画展の図録である。西洋中世史の藤崎衛氏の「書きつづけた教皇ーーピウス2世の生涯と「名著」」は、ルネサンス期の教皇の世俗性を論じた後、教皇ピウス2世の生...
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『指示と存在 存在しないものに固有名はあるか』(2026)を読む

ソール・クリプキ、八木沢敬訳『指示と存在 存在しないものに固有名はあるか』平凡社ライブラリー、2026年(書誌情報)ソール・A・クリプキが1973年にオックスフォード大学で『指示と存在』と題してジョン・ロック講義を行った。「その講義を文字に...
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『Nexus』(2024)を読む(その1)

Yuval Noah Harari ,Nexus A Brief History of Information Networks from the Storn Age to AI ,RANDOM HOUSE NEW YORK,2024Yuv...
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『エミリ・ディキンソン』(1962)を読む

新倉俊一『エミリ・ディキンソン 研究と詩抄』篠崎書林、1962年、1978年8版Emily Dickinsonの研究と詩の対訳本(77編)。新倉俊一氏はアメリカ文学者であって、フランス語の教科書の著者とは別人物であることにいまさら気がついた...
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『漢文の話』(2006)を読む(その5)

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷上篇を読み直した。吉川幸次郎が自著の参照本を示して、本書で略した所などは後日のためにメモしておく。「詩の解釈は、私の「詩経国風 上」(岩波 中国詩人選集)に見える」(p.12...
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『漢文の話』(2006)を読む(その4)

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷下篇 第七 近世の叙事の文章としての「古文」碑誌伝状の文章「墓誌銘」を実は知らなかったことに気がついた。「それは墓上の石ではない。死者生前の事蹟を綴った文章を、碁盤形の方形の...
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『漢文の話』(2006)を読む(その3)

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷下篇吉川幸次郎が自著の参照本を示して、本書で略した所などは後日のためにメモしておく。「くわしくは私の「尚書正義」参照」(p.93)。「五経」「その内容については、私の「中国人...
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『新版日本の思想家 上』(1975)の必要箇所を再読する

朝日ジャーナル編『新版日本の思想家 上』朝日選書、1975年、1976年第2刷河野有理『明六社』(中公新書、2026年)を読むにあたり、少し廻り道をすることにした。『新版日本の思想家 上』で福澤諭吉、西周、西村茂樹、森有禮を扱っているので、...
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『明六社』(2026)を読む

河野有理『明六社』中公新書、2026年本書を読む意義明六社(1873-1875)という明治初期の同人結社を取り上げる意味はなんであろう。明治初期の啓蒙思想運動という見方を著者は否定する。統一的な運動とは捉えていない。同人の意見がバラバラなの...
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『漢文の話』(2006)を読む(その2)

吉川幸次郎『漢文の話』ちくま学芸文庫、2006年、2021年第8刷下篇孟子から始まる。梁恵王に孟軻が説いた「五十歩百歩」の喩えは高校の漢文で習ったが、吉川幸次郎の解説で読むとまた面白さを感じた。しかし、使われている漢字がそこだけしか使われて...