読書時間 『『教行信証』を読む』(2010)を読み直し始める(その4) 山折哲雄『『教行信証』を読む 親鸞の世界へ』岩波文庫、2010年街の本屋も潰れたけれども、図書館も本の洪水に襲われて、本を留めて置けなくなっている。目的の本は置いていないかったので、そのうち体力をみて段ボール箱をあさることにしょう。ここで親... 2025.08.07 読書時間
読書時間 『『教行信証』を読む』(2010)を読み直し始める(その3) ら山折哲雄『『教行信証』を読む 親鸞の世界へ』岩波文庫、2010年第3章 難問に苦悩する親鸞 ー「信」Ⅰーここに至ってテキスト批判が行われる。親鸞真蹟本の発見が述べられる。「坂東本」は「親鸞自身の手に成る草稿本とされるようになった」(p.9... 2025.08.03 読書時間
読書時間 『『教行信証』を読む』(2010)を読み直し始める(その2) 山折哲雄『『教行信証』を読む 親鸞の世界へ』岩波文庫、2010年第2章 依拠すべき原点と念仏ーー「教」から「行」へーー山折哲雄氏は『教行信証』という作品と言っている(p.v、vii、viii、2、9、32、36、40、43、44、46、52... 2025.08.01 読書時間
読書時間 『『教行信証』を読む』(2010)を読み直し始める 山折哲雄『『教行信証』を読む 親鸞の世界へ』岩波文庫、2010年驚くということ『教行信証』の二つの主題と一つの目的を山折哲雄氏は提示するが、それは後に回すことにする。まず、『教行信証』の時代背景が語られる。「すでに師の法然は念仏のみを選択す... 2025.07.30 読書時間
読書時間 『百代の過客』(2011)を読む ドナルド・キーン、金関寿夫訳『百代の過客 日記にみる日本人』講談社学術文庫、2011年「終わりに」で、ドナルド・キーンは「私は『百代の過客』の中で、838年の円仁に始まり、1854年の川路聖謨(かわじとしあきら)の日記に終わる、ちょうど千年... 2025.07.29 読書時間
読書時間 『日本群島文明史』(2025)その2 小倉紀蔵『日本群島文明史』ちくま新書、2025年前回は註から読むという技をつかってみた。夏バテなので、省エネ読書をしたわけだが、知らない本も多く、手元にある本も再読したくなった。最近読んだ本のMind Mapは作ってきたが、自分の知の体系は... 2025.07.25 読書時間
読書時間 『プラトンと反遠近法』(2025)を読み始める 神崎繁『プラトンと反遠近法』講談社学術文庫、2025年(書誌情報)『プラトンと反遠近法』新書館、1999年を文庫化したもの。注と人名・作品名索引があり、解説を山内志朗氏(中世哲学、慶應義塾大学名誉教授)が書いている。320頁あるが、308頁... 2025.07.21 読書時間
読書時間 『三国志名言集』(2005)の訓読の調子が好き 井波律子『三国志名言集』岩波書店、2005年を読む。その2。『三国志演義』の文体は白話(口語)長編小説であるが、格段に文言(文語)に近いという。白話で書かれた小説でも『水滸伝』と違って訓読できるという。それは読んできてわかったが、解説を読む... 2025.07.19 読書時間
読書時間 『三国志名言集』(2005)は難しいか 井波律子『三国志名言集』岩波書店、2005年『世説新語』で井波律子氏を思い出した。もう故人となられたので新たに本が出ないのが残念である。参考文献に吉川忠夫『魏晋清談集』(講談社、1997年)が載っているのを見てにやりとした。本書は『三国志演... 2025.07.17 読書時間
読書時間 『日本群島文明史』(2025)を註から読む 小倉紀蔵『日本群島文明史』ちくま新書、2025年(書誌情報)一般書。各章毎に注があり、「日本群島文明史を思索するための入門的ブックガイド」が章末にあるが、索引はない。序章で文明をはじめ「概念のあたらしい定義」を説明している。512ページ。小... 2025.07.11 読書時間
読書時間 『社会認識の歩み』(1971)その3 E.H.カーの『歴史とは何か』(岩波新書、1962年)を思い出しながら、読んでいる。著者は社会科学をしている以上、清水幾太郎が訳したこの本を読んでないはずはない。著者の指示に従って最初に戻って、伏線を確認する作業をはじめた。社会科学の歴史と... 2025.06.29 読書時間
読書時間 『社会認識の歩み』(1971)その2 内田義彦『社会認識の歩み』岩波新書、1971年、2019年kindle版第Ⅱ部第2章 国家の制作ーー常識批判としての『リヴァイアサン』ーー本章の終わりに小さく、決定的なことが書いてあった。「読書へーーこの本はかなり伏線がはりめぐらしてあるの... 2025.06.28 読書時間
読書時間 『社会認識の歩み』(1971)その1 内田義彦『社会認識の歩み』岩波新書、1971年、2019年kindle版本を読めてはいないのではないかという不安を常に覚えながら読んでいる。単に字面を追っているだけではないか。読書論と称する本は覗いてみたが、本を読むということはどういうこと... 2025.06.26 読書時間
読書時間 『AIエージェント革命 「知能」を雇う時代へ』(2025)を読む スグマクシス『AIエージェント革命 「知能」を雇う時代へ』日経BP、2025年ビジネス向けの一般書である。第1章 AIエージェントがビジネスに与える影響AIエージェントを定義することは難しい。本書は、AIエージェントをGoogle、Amaz... 2025.06.25 読書時間
読書時間 『新編 意味の変容』(2025)を読む(その1) 森敦『新編 意味の変容』ちくま学芸文庫、2024年書誌情報『意味の変容』論ーー「解説」にかえてで柄谷行人氏は「1984年に筑摩書房から出版された森敦の『意味の変容』は、もともと1974年から1975年にかけて雑誌「群像」に連載された作品を改... 2025.05.27 読書時間