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『中世政治思想講義ーーヨーロッパ文化の原型』(2024)

鷲見誠一『中世政治思想講義ーーヨーロッパ文化の原型』ちくま学芸文庫、2024年序章ヨーロッパ文化の四つの基本的構成要素第一番目 ギリシアの哲学第二番目 古代ローマの法律・政治の理念と制度第三番目 キリスト教の信仰第四番目 ゲルマン人の民族的...
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On Writing(2020)

Stephen King. On Writing, Scribner,2020立ち読みしたForewordに載っていたエピソードがこの本の執筆事情であった。One night while we were eating Chinese bef...
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『歴史学はこう考える』(2024)その2

松沢裕作『歴史学はこう考える』ちくま新書、2024年第2章は自身の研究なので、細かいニアンスが伝わってきた。これからは他者の論文を読み取る話になる。第3章では中央政府の政治家たちの行動に注目するタイプの研究(政治史の一つ)として高橋秀直「征...
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『歴史学はこう考える』(2024)

松沢裕作『歴史学はこう考える』ちくま新書、2024年歴史家は何をしているのか。歴史家といわれる人達が、「歴史家が実際にやっていることは、歴史家以外の人びとにはそれほど知られていないのではないかと思っています。さらに正直に言うと、実は歴史家た...
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『読書術』(2000)その2

加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷本書の構成は以下である。Ⅰ どこで読むか1.寝てもさめても本はどこで読んでもよい。ベッドが最高!2.幾山河通勤電車の時間を読書に充てる話で、ラテン語文法を一年で覚えた話が載ってい...
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『読書術』(2000)

加藤周一『読書術』岩波現代文庫、2000年、2023年第26刷加藤周一(1919-2008)の『読書術』(光文社、1962年)を読んだのは高校生くらいだったかと思う。KAPPA BOOKS版は手頃だった。本書に1992年師走の跋文があるのは...
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『哲学の問い』(2024)

青山拓央『哲学の問い』ちくま新書、2024年課題図書として通勤の時間に読んできた。哲学は問いを育てるものだという。〈対話〉編と〈論述〉編に分かれている。テーマごとに参考図書があるので、買いたくなるところをグッと堪えて読み終わるのを待ってみた...
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『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』(2023年)

清水俊史『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』ちくま新書、2023年、2024年第2刷『はじめての「生と死から学ぶ空海の思想」入門』の読書会で本書の存在を教えてもらった。すぐに買わないうちに時間は経っていった。清水俊史(としふみ)氏は論客...
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『苦悩の覇者天武天皇 専制君主と下級官僚』(2024)

虎尾達哉『苦悩の覇者天武天皇 専制君主と下級官僚』吉川弘文館、2024年虎尾達哉氏の『古代日本の官僚』(中公新書、2021年)を読んだ身としては下級官僚の話を期待して購入したところもある。働かない官僚を率いて律令国家の構築に邁進したであろう...
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『京町家歳時記 油商、四季と暮らす』(2024)

山中恵美子『京町家歳時記 油商、四季と暮らす』ミネルヴァ書房、2024年思えば、京都によく行っていたときは、西陣の油商の京まちや平安宮での同志社女子大学の公開講座や朧谷寿先生の歴史講座に顔を出したものだった。2008年5月にオープンしてから...