読書時間 『織田信長〈天下人〉の実像』(2014) 金子拓著『織田信長〈天下人〉の実像』(講談社現代新書、2014年)を読む。久し振りの講談社現代新書である。カバーが変わってからあまり購入することはなかった気がする。中公新書ばかり買っていた。信長の「天下人」をどう考えるかで史料の読み方も変わ... 2014.08.31 読書時間
シガモノ 『白洲正子の世界 道行抄 「かくれ里」を旅する』を見る 『白洲正子の世界 道行抄「かくれ里」を旅する[DVD]』(紀伊國屋書店、2009年)この2時間20分のビデオは2000年に紀伊國屋書店でVHS2巻で発売したものをDVD化したものだ。白洲信也のブログ花の巻1 油日の古面油日岳は遠くからよくわ... 2014.08.29 シガモノ視聴時間
断片記憶 旅する読書 管 啓次郎『本は読めないものだから心配するな〈新装版〉』(左右社、2011年)僕は猿子眠をしたことはない。寒さを凌いで朝を待つためのテクはエピソードとして学んだ。厳冬期の剱岳にシュラフを持たずに来た登山家の話しは岳人で読んだ。猿子眠は立てた... 2014.08.28 断片記憶
読書時間 『藤原定家全歌集』赤羽淑編著 赤羽淑編著『藤原定家全歌集』(笠間書院、1978年)「もしこの抄譯や傳で興を唆られた人は、必ず勞を厭ふことなく原典によって、その奔放自在の作を味倒して欲しいと切望する次第である。他のすべての作も、『拾遺愚草』全巻通讀するなら、讀者個個の新し... 2014.08.27 読書時間
ひととき 59 「タダシ君の腕前」千宗室 ひととき 2014年09月号の千宗室氏の京都の路地まわり道は「タダシ君の腕前」でした。家元が祇園南の間口一間の元お茶屋を手直しした創作イタリアンの料理人の見たこともない料理の絵について書いています。絵にインスパイアされた料理を味わうことは、... 2014.08.25 ひととき
断片記憶 円仁『入唐求法巡礼行記』が読みたくなる 山内晋次氏の論文「九世紀東部ユーラシア世界の変貌ー日本遣唐使関連史料を中心に」(『仁明朝史の研究』角田文衛監修、古代學協会編、思文閣出版、2011)を読んでいたら、遣唐大使藤原葛野麻呂が帰国報告する話が出てきて、『日本後紀(上)』(森田悌、... 2014.08.23 断片記憶
断片記憶 版の違いということ 森浩一著『僕は考古学に鍛えられた』 (ちくま文庫、2012)を読む。「この作品は平成十年十二月筑摩書房より刊行され、平成十四年、加筆、改訂、再編集し、『わが青春の考古学』と改題して新潮文庫に収録された。」それを今回どうしたかをハッキリ書いて... 2014.08.22 断片記憶
断片記憶 国史と通史 国史(ここでは『続日本紀(上)』(講談社学術文庫、宇治谷孟)と通史(ここでは、『日本の歴史3 奈良の都』(青木和夫、中公文庫)はどちらから先に読むのがいいのだろうか。『続日本紀』の以下の記事を見てみる。「大宝元年三月二十一日 対馬嶋が金を貢... 2014.08.21 断片記憶