2014-08

読書時間

『日本歴史3 奈良の都』を読む

そう言えば通史というものは、高校の教科書以来読んだことがなかった。まあ、それも記憶に残っていないし、いまさら教科書でもあるまい。何か適当な本はないかと、『日本書紀』の現代語訳を買ってみたのだが、10分で眠くなった。日本の通史を死ぬまでには読...
断片記憶

読解の手順ということ

われわれが普段読んでいるものは句読点で区切られていて文意の区切が明らかになってるものが多い。しかし、古文書には明白な区切りはない。区切りは墨の濃淡や筆の勢い気よることになる。板本になると墨の濃淡や筆の勢いといった情報も失われる。読解の手順は...
散歩時間

鬼平犯科帳ゆかりの高札

普段歩かない道を歩いたら「鬼平情景」の高札に出会った。常泉寺の西側面の道を挟んで隣にあった。常泉寺の正面には向島観光案内板がある。そういう訳で気がつかなかったので、Webで調べてみた。2014年3月に墨田区が「鬼平犯科帳」ゆかりの場所16箇...
散歩時間

向島観光案内板とは

街を歩いていると様々な説明板があることに気がつく。墨田区教育委員会の説明板、墨田区の高札(鬼平情景他)よりも目立つのが向島観光案内板である。向島観光案内板とは、2012年3月墨田区向島に向島町おこしの会がスポット観光案内板を14基設置したも...
読書時間

古典を読むとはどういうことか

テキストは先人が読んで解釈したものが知識遺産として既にあり、われわれはそれを辿りながら読み直すことをする。解釈というのは他と比較すれば相対的なものになる。絶対的な読みがあるわけではない。なので、読み直しを通してテキストに新たな読み方を加える...
読書時間

法務部門の役割とは

芦原一郎『法務の技法』(中央経済社、2014)ビジネス法務の部屋で山口利昭弁護士が睡眠時間を削って推薦してくれた本なのである。ビジネス法務の部屋2014年7月3日(木)著者の社内弁護士の経験やノウハウを82のテーマで文書化した実務書である。...
読書時間

『古語拾遺』を読む

斎部広成撰、西宮一民校注『古語拾遺』(岩波文庫、1985年、2013年第18刷)訓読文だけ読んでみた。44頁あり、ゆったりした作り(書き込みが容易)なので読み通すことができた。解説が75頁あるので、気合入れないと読めそうもない。要約を写して...
読書時間

『延喜式』が身近になる

虎尾俊哉『延喜式』(吉川弘文館、1964年、2012年新装版第5刷)本書は「『延喜式』についての、正確な基礎的な専門知識を平易なかたちで提供しょうとする」意図で書かれたものである。『延喜式』の「式」は「「律(りつ)」「令(りょう)」「格(き...
読書時間

『日本の岩場 第3版』(1975)

小森康行著『日本の岩場 第3版』(東京新聞出版局、1975)を本棚から取り出してながめる。「ロッククライミングを対象にした岩場の案内書」である本書の初版は1970年だ。小森康行氏はベルニナ山岳会からJCCと活躍したクライマーで山岳写真家だ。...
断片記憶

オンラインツールの時代

本を読んでもすぐに眠くなる。また、替えて読んでも眠くなる。老い先のない身なれば、あちこち散りばめるのではなく、このブログを利用してアーカイブしておこう。同じ本を読んでも感じるものは違う。その感じを思い出すためどこかにあるはずの本を探すことに...