2019-06

書籍目録

2019年6月購入図書

2019年6月購入図書六月は水無月である。六月に入る前に水無月というお菓子を見かけてしまった。買おうかと思っているうちに、晦日となった。6月は往来6、購入3、古書1の割合。その分東山魁夷を6本観た。(購入後記)ちくま新書の歴史講義シリーズの...
書籍目録

2019年6月購入古書

2019年6月購入古書水無月に入る前に若者に呼び出された。Andy'sでM氏のドイツ観光の話を聞きながら、さて、どのように片付けるかぼんやりと考えていた。I氏の本は増えてませんかという素朴な質問に、そんなに増えてないと思うと答えたが、文月の...
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2019年6月書籍往来

2019年6月書籍往来6月は翻訳について考えたりするなかで別宮貞徳氏を読み返したり、片岡義男 鴻巣友季子『片岡義男×鴻巣友季子 翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』(左右社、2014年)を思い出してりした。2人の対談は少しずれているところ...
読書時間

『翻訳問答』(2014)

片岡義男 鴻巣友季子『片岡義男×鴻巣友季子 翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』左右社、2014年このところ、翻訳論の本を何冊か読み返している。本の整理の季節が始まって、段ボール箱から本を出しては戻すことを繰り返している中で翻訳論の本が何...
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『さらば学校英語 実践翻訳の技術』(2006)

別宮貞徳『さらば学校英語 実践翻訳の技術』ちくま学芸文庫、2006年<書誌情報>本書は1980年12月20日、ジャパンタイムズより刊行された『翻訳の初歩』を大幅に増補改訂したものである。第1章 翻訳は知的なパズルである 15頁第2章 翻訳は...
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『俵屋相伝』(2012)

佐藤年『俵屋相伝 受け継がれしもの』世界文化社、2012年「家庭画報」2008年10月号、2010年4月号〜2011年3月号、2012年2月号の掲載記事に基づき、加筆、再構成したものである。11代目当主の佐藤年氏が作った大判の本である。「宿...
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『京都 美の気配』(2007)

大川裕弘『京都 美の気配』ピエ・ブックス、2007年本書は「折節の韻律」(『婦人画報』1993年連載)と「俵屋の月次」(『婦人画報』2000年連載)で掲載された写真を中心に構成している。俵屋旅館の室礼を撮った写真集を見ていると、俵屋の気配が...
ひととき

奈良その奥から 九「京の雅と大和の雛」

奈良その奥から 九「京の雅と大和の雛」岡本彰夫 『ひととき』2019年7月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「京の雅と大和の雛」について『ひととき』2019年7月号に書いていました。春日若宮の「おん祭り」では若宮本殿から御旅所の御仮殿へ遷られ...
ひととき

117「髪を結う」千宗室

ひととき 2019年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「髪を結う」というタイトルでした。家元の祖母が髪を結ってもらっていたおよっさんという髪結いの思い出でした。「乾いた柴を手折るような話題になってもさっと受け、ふわ...
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永夜清宵何所為

湯川秀樹、梅棹忠夫『人間にとって科学とはなにか』中公新書、1967年、1979年第22刷久しぶりに引っ張り出して読む。最後に湯川秀樹が「永夜清宵何所為」を挙げて科学とは何かを締めくくっていた。これは上田秋成の『雨月物語』にある「青頭巾」とい...
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『王陽明研究』(1920)

安岡正篤『王陽明研究』明徳出版社、1920年、2007年新版第11版安岡正篤(やすおか まさひろ 1898-1983)が大正11年に書いた王陽明に関する本である。新序(昭和35年)では、「今度この若き日の著作を読むと、何といっても練れていな...
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『お聖どん・アドベンチャー』(1977)は当時を知ってるとすごく楽しい。

田辺聖子『お聖どん・アドベンチャー』徳間書店、1977年第3刷田辺聖子さんが2019年6月6日に亡くなられた。思い出したように、『お聖どん・アドベンチャー』が読みたくなった。これは、実名SF小説で、田辺聖子さんの仲よしの方が出てくる。だいぶ...
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『考古学講義』(2019)

北條芳隆編『考古学講義』ちくま新書、2019年ちくま新書の歴史講義シリーズのページを見ていたら、考古学講義があったので、手にした。考古学は捏造事件の影響もあって、関心が薄れていた。このちくま新書歴史講義シリーズは他に古代史講義、中世史講義、...
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『書淫行状記』(1935)のお話

齋藤昌三『書淫行状記』書物展望社、昭和10年齋藤昌三が装幀した本を読む。このシリーズも三冊目となると種ならぬ本が尽きるのである。書痴齋藤昌三の本は戦前に出たので戦災で失われたものも多いであろう。齋藤昌三の本はもう持っていないが、齋藤昌三が装...
断片記憶

捨一切合切

ノートを捨てようと思ってパラパラとめくると、俳句らしきものが書いてあった。これをメモして、ノートは捨ててしまう。いずれ電脳の彼方へ消えてゆくのであろうが。君しるや 揺れて待つ身の 釣忍      千河