2021-12

断片記憶

ゆく年、2021年を思う

また、ゆく年を思う暮れになった。今年は、新年早々に後輩を見送った。自分も晩秋になって体調を崩して迷惑をかけてしまった。健康のありがたみを感じると伴に制約ができて楽しみが減ってしまった。新型コロナはまだまだどうなるか先が見えない。身体が弱って...
書籍目録

2021年12月購入図書

師走はどうやら本の整理をする時期らしい。年明けにはBookoffに本が出回るからだ。一年という単位で見直しをしているのであろう。このサイクルを短くすればよい結果を産むと考えられるが、怠惰な人間にはできないことだ。学会や専門委員会などであっと...
書籍目録

2021年12月購入古書

師走は寒い。寒さに滅法弱くなったのは、去年から始めた減量に病気が重なって予定以上に体重を減らしたせいかも知れない。贅肉も意味はあったのだ。本を読むには寒さに耐えて夜遅くまで起きているか、朝早く起きるしかない。羽毛布団を被れば本を読んでられな...
書籍目録

2021年12月書籍往来

師走の声を聞くのが、早くなったようだ。クリスマスソングがかかる霜月の内に餅をもらったりすると、特にそう感じる。病気をしたので飲みに出ることがなくなった分、一人でいる時間が長くなった。コロナ禍で学生達が孤立しているというニュースを見ると、人と...
断片記憶

供え餅

来年は寅年である。よって、鏡餅を飾ることにしよう。
読書時間

『二宮翁夜話』(2012)はいい話だ

福住正兄、児玉幸多訳『二宮翁夜話』中公クラシックス、2012年、Kindle版小林惟司氏の「尊徳をどう読み解くか」を読むだけならサンプルでよい。これだけで十分読み応えがあった。しかし、『二宮翁夜話』の一編だけでは好奇心が満足してくれない。二...
読書時間

クリスマスには『アイデアのつくり方』を読む

ジェームス・W・ヤング、今井茂雄訳『アイデアのつくり方』CCCメディアハウス、1988年、2017年第70撮影書誌情報本文、竹内均の解説、訳者後書で102ページである。帯に「60分で読めるけど 一生あなたを離さない本」とある。本書は52ペー...
古都を旅する

駿府城跡

週刊新潮の古都を旅する特別編「とっておき私の静岡」歴史学者の小和田哲男氏の2回目は「駿府城跡」でした。今川氏の駿府今川館のあった場所に徳川家康が城を築き、家康が大御所となって天下普請が行われました。YouTubeの「戦国・小和田チャンネル」...
断片記憶

『老いて賢くなる脳』(2006)

エルコノン・ゴールドバーグ、藤井瑠美訳『老いて賢くなる脳』日本放送出版協会、2006年怪しいタイトルである。原題はThe Wisdom Paradoxである。認知神経科学者の一般向けの本であり、Wisdomがテーマである。知恵と訳しているの...
ひととき

147「七草を叩く」千宗室

2022年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「七草を叩く」というタイトルでした。家元の家では七草粥の前日の暮れ方に囃子歌に合わせてまな板に載せた七草を叩くそうです。「唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に 七草叩く 何...
読書時間

『江戸の学びと思想家たち』(2021)

辻本雅史『江戸の学びと思想家たち』岩波新書、2021年前田勉氏の『江戸の読書会ーー会読の思想史』(平凡社、2012年)を読んだ時は、それほどでもなかったが、コロナ禍でオンライン読書会がTwitterのTLによく出てくるようになった。私も去年...
読書時間

『極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学』(2021)

山内志朗『極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学』選書メチエle livre、2021年、kindle版中世スコラ哲学者がドゥルーズをどう読むのか気になってAmazonしてしまった。ドゥルーズを語ることによって自分が現れてくる。「 ドゥル...
読書時間

『白井晟一 入門』(2021)

渋谷区立松濤美術館編『白井晟一 入門』青幻舎、2021年暮れになって新型コロナウィルスの規制が弱まったので外出しやすくなった。しかし、混むところは嫌いである。今回の図録も青幻舎が手掛けている。青幻舎の『白井晟一 精神と世界』に比べると全体像...
読書時間

『人間の土地』(1955)

サン=テグジュペリ、堀口大學訳『人間の土地』新潮文庫、1955年、1975年26刷八編からなる。サン=テグジュペリは職業飛行家であったから、数々のエピソードが劇的で面白い。しかし、自らの飛行の間に語られているのは僚友達の冒険と死である。エッ...
古都を旅する

静岡浅間神社

週刊新潮の古都を旅する特別編「とっておき私の静岡」歴史学者の小和田哲男氏の1回目は「静岡浅間神社」でした。静岡浅間(せんげん)神社は、神部(かんべ)神社・浅間(あさま)神社及び大歳御祖(おおとしみおや)神社の総称だそうです。歴史学者らしく一...