2020-01

書籍目録

2020年01月購入図書

年が明けたら暇になっていました。暇だから本が読めるかというと話は別で、難しい本はなかなか読み進められないでいます。何しろ、雑誌や報告書を読んだりする時間もかなり取られるので、油断していると、また、春になって忙しくなり、読めなくなってしまいま...
書籍目録

2020年01月購入古書

九鬼周造の『偶然性の問題』(岩波書店、1935)をkindle版で入手しましたが、これは國立図書館昭和23年7月7日購入印のある本をスキャンしてePUB化したものです。電子書籍を今までは購入図書に分類してましたが、さて、困りましたね。確かに...
書籍目録

2020年01月書籍往来

2020年01月書籍往来時折り思い出したように読みたくなる本がある。【思想】子安宣邦『和辻倫理学を読む もう一つの「近代の超克」』青土社、2010年【文学】佐々木信綱校訂『藤原定家歌集』岩波文庫、1931年、2013年第8刷清水好子『源氏物...
読書時間

『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション 老子道徳経』(2017)

井筒俊彦著、古勝隆一訳『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション 老子道徳経』慶應義塾大学出版会、2017年今度は、井筒俊彦の『老子道徳経』の英訳、『Lao-tzu: The Way and Its Virtue』(慶應義塾大学出版会、2001年)...
散歩時間

「マスカレード・ホテル」を観る

花組公演「マスカレード・ホテル」日本青年館ホール 2020年1月20日(月)〜27日(月)久々に花組公演のお誘いを受けて「マスカレード・ホテル」を観て来ました。木村拓哉主演の「マスカレード・ホテル」の宝塚版です。別箱なので、ステージの制約も...
読書時間

『老子』(2008)その2

鉢屋邦夫訳注『老子』岩波文庫、2008年、2019年第18刷中国の古典を読むには個々に『老子』や『荘子』、『論語』や『孟子』を読むのと、東洋哲学を論じた『意識と本質 精神的東洋を索めて』、『意味の深みへ 東洋哲学の推移』や『コスモスとアンチ...
読書時間

『「老子」新訳』(2013)

加島祥造『「老子」新訳 名のない領域からの声』地湧社、2013年加島祥造の「老子」訳は3冊が出版された。『タオ ヒア・ナウ』(PARCO出版、1992年)は81章のうち15章が除かれていた。『タオーー老子』(筑摩書房、2000年)は完訳して...
読書時間

『訳詩集 葡萄酒の色』(2013)

吉田健一訳『訳詩集 葡萄酒の色』岩波文庫、2013年吉田健一を読む季節があるのかもしれない。漢詩を英訳したものを現代詩訳したものを読んで、詩の良さを思い出した。英詩や仏詩を取る前に、以前、T.S.エリオットの「荒地」の西脇順三郎訳と吉田健一...
読書時間

『須弥山と極楽』(1973)に圧倒される。

定方晟『須弥山と極楽』講談社現代新書、1973年、1979年第10刷インドで集大成された『倶舎論』を図解すると何とも壮大で楽しい。図書館で大きなサイズで図を見てみたい気がする。言葉で書いても説明できない須弥山世界の俯瞰図(P13)を見ている...
断片記憶

原民喜の「翳」をめぐって

若松英輔氏がセンター試験の国語問題にコメントされていた。解答の選択肢について若松氏は違うものを選択したという。原民喜の「翳」が取り上げられていたことから、Twitterでコメントされていたのを見て、私も試験問題を読んでみた。このエッセイの部...
読書時間

『忌み名の研究』(1992)

穂積陳重著、穂積重行校訂『忌み名の研究』講談社学術文庫、1992年穂積家三代穂積陳重(ほづみのぶしげ)は法学者であり、子の穂積重遠も同様に法学者であり、穂積重遠の『新訳論語』(講談社学術文庫、1981年)は谷沢永一先生のお勧めによって入手し...
ひととき

奈良その奥から 16「美しく老いる」

岡本彰夫 『ひととき』2020年2月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「美しく老いる」について『ひととき』2020年2月号に書いていました。「ツロク」(均衡)が大切だというお話でした。岡本彰夫氏が母に言われたそうです。骨董好きな岡本彰夫氏にそ...
断片記憶

並行読書の罠

本を幾つか開いて見比べながら、『老子』を読みつつ、疲れたら、他の本を開き、それが疲れたら目を閉じて、覚めたら、また他の本を選んで読む。そんなことを正月以来続けてきたので、メモを読んでもポイントが何だか分からなくなってしまった。枕元が収拾つか...
ひととき

124「クラゲドーム」千宗室

ひととき 2020年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「クラゲドーム」というタイトルでした。家元の住んでいる辺は夜空が広いといいます。「真っ黒で、所々が茄子紺で、雲の輪郭が伺えるように思える晩もある」といいます。し...
読書時間

『老子』(2008)

鉢屋邦夫訳注『老子』岩波文庫、2008年、2019年第18刷加島祥造の『伊那谷の老子』(2004年)を読んでいて、加島祥造の自由で奔放な「老子」を味わう前に、『老子』を読んでおこうと思って書庫を探してみたが、見つからないので本屋でいくつかあ...