2020-12

断片記憶

ゆく年、2020年を思う。

また、ゆく年を思う暮れになった。新型コロナで生活の底が破れた気がする。何も確かなことがないことが、露呈してしまった。新年の計画も立てられていない。Tennysonの詩を朗読して今年を終える。Ring out, wild bells, to ...
書籍目録

2020年12月購入図書

師走になった。新型コロナに影響された一年だった。暮れになって本を読むより、ラジオを聴いている時間が長くなった。(購入後記)100分de名著でPierre Bourdieuが出てくるとなると、買うしかない。中島岳志氏「空海と自然」を聴いたとき...
書籍目録

2020年12月購入古書

2020年12月購入古書師走になった。と書いてから、すでに暮れになったことを知る。(購入後記)神保町を歩いていても本屋から飲食店のように資本の効率の良い店に変わってきた。新型コロナが拍車をかけている。三茶書房のワゴンで買う。【歴史】松村博司...
断片記憶

供え餅

来年は丑年である。よって、鏡餅を飾ることにしよう。
書籍目録

2020年12月書籍往来

2020年12月書籍往来師走である。一年が暮れようとしている。忘れた本に会うとドキりとする。この間も、瀬田勝哉氏の『増補 洛中洛外の群像』(平凡社ライブラリー、2009年)の2冊目を目にしたばかりだ。養老孟司氏の本が何故か面白いと感じるのは...
断片記憶

RIP Nakanishi Rei

なかにし礼さんが2020年12月23日に亡くなられた。作詞家であったなかにし礼さんが深夜放送をやられていたの聴いたなあ。僕の耳には礼さんだった。いつのまにか、売れっ子の作詞家を辞めて小説家になられた。歌と共に人生があった時期が思い出される。...
読書時間

『パサージュ論(一)』(2020)

ヴァルター・ベンヤミン、今村仁司、三島憲一、大貫敦子、高橋順一、塚原史、細見和之、村岡晋一、山本尤、横張誠、與謝野文子、吉村和明訳『パサージュ論(一)』岩波文庫、2020年書誌情報岩波書店の『パサージュ論』は単行本全五巻が1993年に刊行さ...
読書時間

『定本酒呑童子の誕生』(2020)その3

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年大江山(大枝山)は四角四境祭が行われたところで、酒呑童子の首塚が祀られている。「古代・中世を通じ「鬼気」のより来る場所として、同時にその侵入をさえぎり、都を頂点とす...
読書時間

『物言はぬ顔』(1912)

小川未明『物言はぬ顔』春陽堂、1912年第3版小川未明の小説をLe Petit Parisienの石川さんに借りて読んだ。9頁から16頁が製本の手違いでダブっていたのには驚いたが、文章は淡々と淋しい調子で書かれていた。童子作家の顔しか知らな...
ひととき

135「ことの始めは・・・」千宗室

ひととき 2021年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ことの始めは・・・」というタイトルでした。要するにネタ落ちの話でしたが、亡くなられた家元の母堂に連載の話があって、断ったことがあり、家元がここで12年も連載し...