2020-12

東都手帖

東都手帖2021年1月【編集中】

2021年1月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 博物館に初詣も整理券を求めて並ぶとは、どうなることやら。 博物館に初もうで 東京国立博物館 2021年1月2日(土)〜1月31日(日)2日、3日は当日券を9:30に配る。 石岡瑛子展 東京都...
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『空海コレクション2』(2004)

宮坂宥勝監修『空海コレクション2』ちくま学芸文庫、2004年、2019年第9刷 書誌情報 即身成仏義 頼富本宏訳注 声字実相義 北尾隆心訳注 吽字義 北尾隆心訳注 般若心経秘鍵 頼富本宏訳注 以上は『弘法大師全集』を底本に用いた。 請来目録...
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「空海と自然」を聴く

高野山真言宗高福院の川島俊之副住職の主催する講座で10月に引き続き中島岳志氏の話を聴く機会がありました。「空海と自然」というタイトルで、今回は空海の生い立ちから生涯を追っていくスタイルでした。空海の思想に空海の言葉で触れるのはやはり難しいの...
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『京都・一五四七年』(2003)

今谷明『京都・一五四七年 上杉本洛中洛外図の謎を解く』平凡社ライブラリー、2003年 洛中洛外図は今谷明氏の『京都・一五四七年』(平凡社ライブラリー)、瀬田勝哉氏の『洛中洛外の群像』(平凡社ライブラリー)、黒田日出男氏の『謎とき洛中洛外図』...
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『戦国時代の貴族』(2002)

今谷明『戦国時代の貴族 『言継卿記』が描く京都』講談社学術文庫、2002年 前に読んだ時は、言継のあと息子の言経の代で没落したことが残念な気がした。 信長の時代に『言継卿記』という一次史料があることで、戦国大名のことが語れる。河内将芳氏の描...
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『増補 絵画史料で歴史を読む』(2007)その2

黒田日出男『増補 絵画史料で歴史を読む』ちくま学芸文庫、2007年 神護寺の三像については、いつだったか、5月の連休に虫干されたのを見に伺ったことがある。 絹本著色伝源頼朝像、絹本著色伝平重盛像、絹本著色伝藤原光能像は1951年に国宝に指定...
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『増補 絵画史料で歴史を読む』(2007)

黒田日出男『増補 絵画史料で歴史を読む』ちくま学芸文庫、2007年 第9章坐法の文化ーー初期洛中洛外図屏風では医学博士入澤達吉氏の「日本人の坐り方に就いて」(『史学雑誌』三一編八号(1920年))が要約され、日本流の坐り方が10種類あげられ...
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『宗教以前』(2010)その3

高取正男、橋本峰雄『宗教以前』ちくま学芸文庫、2010年 本書の本になったテキストは50年以上前に書かれたものであり、そこで取り上げられた習俗は明治の話だったりして、さらに100年以上前のものであったりする。その習俗が現代社会の中でどうなる...
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『宗教以前』(2010)その2

高取正男、橋本峰雄『宗教以前』ちくま学芸文庫、2010年 タイトルの「宗教以前」の意味が序章に書いてある。 「本書は、以上略説したような意味における日本の民俗ーー常民の生活文化を通して、日本人の伝統的な宗教意識のありかたの諸相をさぐり、あわ...
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『宗教以前』(2010)

高取正男、橋本峰雄『宗教以前』ちくま学芸文庫、2010年 書誌情報 NHKの「宗教の時間」で「民俗から見た日本人の宗教意識」(1967年5月から1968年3月放送)のテキストを文庫化した。 この歳になって、宗教と思想が自分の中で区分できてい...