2020-12

断片記憶

考え、待つということ

若松英輔氏が「NHKこころの時代~宗教・人生~ それでも生きる旧約聖書「コヘレトの言葉」」の第3回「すべての出来事に時がある」の中で、唐木順三の言葉を引用していたのでメモする。『詩とデカダンス 近代における芸術の運命』の最後、四 考え、待つ...
散歩時間

プチパリ寄席? 柳家小もん

令和二年も押し詰まって、Le Petit Parisenで落語会が開かれた。柳家小もんさんは二つ目で、今年は聴くのが二度目になった。最初は、いつもの出囃子で、「粗忽長屋」を演じた。雷門の行倒れは、近場だし、笑って済ませているが、天明飢饉の時...
読書時間

『定本酒呑童子の誕生』(2020)その2

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年大江山の酒呑童子の物語は「南北朝・室町初期成立といわれる逸翁美術館蔵『大江山絵詞』を初見とし」(P11)ている。高橋昌明氏によると、大江山はどこかという問題があると...
視聴時間

「近世江戸は災害都市だった!連続複合災害について考える」を観る

大手町アカデミア×人間文化研究機構「近世江戸は災害都市だった!連続複合災害について考える」2020年12月15日(水)19:00→20:45人間文化研究機構国文学研究資料館教授の渡辺浩一氏のお話をオンライン講座で聴きました。ビデオは後日公開...
読書時間

『唯脳論』(1998)

養老孟司『唯脳論』ちくま学芸文庫、1998年、2003年第9刷書誌情報『唯脳論』(青土社、1989年)を文庫化した。解説 澤口俊之氏「ヒトが人である所以は、シンボル活動にある、言語、芸術、科学、宗教、等々。これはすべて、脳の機能である」(P...
読書時間

『定本酒呑童子の誕生』(2020)

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年書誌情報『酒呑童子の誕生ーーもうひとつの日本文化』は1992年に中公新書、2005年に中公文庫となった。中公文庫版に「〈補説3〉描かれたモノノケ」「【付録2】鬼と天...
読書時間

『不滅の哲学 池田晶子』(2020)その3

若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』亜紀書房、2020年オンライン読書会があるので、また『不滅の哲学 池田晶子』を取り出す。テーマは第一章 孤独な思索者(P5〜21)である。読み直すと何か別な観点が見えてくるのだろうか。池田晶子を読んだことはな...
読書時間

『脳の中の過程』(1986)

養老孟司『脳の中の過程』哲学書房、1986年養老孟司氏の『バカの壁』を読み返そうと思ったけど、見つからないので、第2エッセイ集を取り出してみた。「馬鹿の壁」はすでに現れている。「ものが理解できない状態を、私は「馬鹿の壁」と呼ぶ」(「哲学と理...
四都手帖

四都手帖2021年1月【編集中】

2021年1月の私的な愉しみと記憶正月の古都に行っていたのはいつのことやら、新型コロナで旅行は当分無理になるだろう。自粛の嵐が吹き荒ぶ世の中である。【古都】分離派建築会100年 建築は芸術か? 京都国立近代美術館 2021年1月6日(水)〜...
断片記憶

Le Petit Parisenのお仕事

東京新聞2020年12月10日の朝刊の26面TOKYO発に石川順一さんのLe Petit Parisienの取材記事が掲載されていました。以前の日経新聞より紙面が広いので、その内反響があるのかも知れません。我々は休みでオーナー不在の夜の月夜...