今谷明『戦国時代の貴族 『言継卿記』が描く京都』講談社学術文庫、2002年
前に読んだ時は、言継のあと息子の言経の代で没落したことが残念な気がした。
信長の時代に『言継卿記』という一次史料があることで、戦国大名のことが語れる。河内将芳氏の描く戦国京都を読むと必ず山科言継卿の日記が出てくる。いつかは読んでみたいが、まずは今谷明氏がエッセンスを味合わせてくれる本書を読むことで、『言継卿記』の世界浸れればよいとしよう。
前には気がつかなかったが、上山春平氏の北白川城(勝軍山城)概念図が『山城を歩いて考える』から紹介されている。飛ばし読みをしていても見落すはずはないが、困ったものだ。リンク先へ飛んで行きたくなるクセが抜けないので、リンク元へ戻らないことがしばしばだから、印象に残らないのかもしれない。
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