『物言はぬ顔』(1912)

読書時間

小川未明『物言はぬ顔』春陽堂、1912年第3版

小川未明の小説をLe Petit Parisienの石川さんに借りて読んだ。9頁から16頁が製本の手違いでダブっていたのには驚いたが、文章は淡々と淋しい調子で書かれていた。童子作家の顔しか知らなかったが、小説家としても描写力は優れていると思う。ただ、救いようのない人生を描く作品は暗いとしか言いようがない。

「物言はぬ顔」

「薔薇と巫女」

「死」

「奇怪な犯罪」

これは、童話に近いかも。

コメント

タイトルとURLをコピーしました