司馬光(1019-1086)編の歴史書『資治通鑑』の抜粋本を読み比べてみたが、被りは「党錮の獄」だけであり、現代語訳に説明を加えた詳しさと送り仮名では前者がありがたく感じた。竹内照夫はルビを付けて欲しいところを素通りしている感じで、読むには辞書を多く引かなければならない。「霓裳」を「げいしょう」と読める人には関係ない話かも知れない。
司馬光、田中謙二編訳『資治通鑑』ちくま学芸文庫、2019年、kindle版
目次は以下である。
1.才と徳ーー人物鑑識のポイント→智瑶の滅亡
2.清流と濁流ーー後漢における知識人粛清のあらし→党錮の禁
3.蒼天 空しく心を照らすーー南朝天子と成りあがりもの→侯景の乱
4.驚破す霓裳羽衣の曲ーーゆれうごく大唐帝国→安史の乱
5.『資治通鑑』を進むる表
解説
あとがき
訓点、書き下し、現代語訳に説明を加えている。
竹内照夫『資治通鑑 中国古典新書』明徳出版社、1971年、1999年7版
目次は以下である。
解説
本文
1.党錮
2.劉裕の北伐
3.天宝の乱
4.契丹、後晋を滅ぼす
あとがき
本文は書き下し、訓点、注
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