伊藤勝彦『天地有情の哲学 大森荘蔵と森有正』ちくま学芸文庫、2000年
部屋の本の片付けで出てきた本であることは2024年05月書籍往来に書いた。大森荘蔵はほとんど読んだことがない。森有正の名前で読むことにしたのである。買った当時は大森荘蔵のところで読むのをやめてしまっているのだろう。大体、あとがき、解説などから読むのであるから、この本のように文庫本のための書き下しには解説がないので、最初から読むことで、大森荘蔵論で挫折したのだろう。
ちょうどカントを読んでいるところだったので、本の内容は考えさせられる。特に年初から
独我論を読んできたので尚更である。
森有正について、抜書きすることで読んでいきたくなった。多くの言葉を忘れてしまっているのである。もう読まないだろう本がわかった気がする。
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