『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』(2003)その2

読書時間

奈良文化財研究所編『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』岩波新書、2003年、2007年第13刷

本箱から出てきたので、久しぶりに頁をめくってみた。

八 東大寺

8 本坊経庫と手向山八幡宮宝庫

「東大寺旧境内には、古代・中世の校倉六棟が残っています。正倉院正倉、同聖語蔵、本坊経庫、法華堂経庫、手向山八幡宮宝庫の六棟です」(p.159、清水真一)。

本坊は非公開のため、昔見たのは、2010年4月に小泉淳作が40面の襖絵を奉納した時の一般公開で、見たのだった。この国宝の校倉造り経庫は、手向山八幡宮宝庫(重要文化財)と「規模・形式が一致するばかりか、細部の寸法や技法まで同一の規格で建てられて」(p.160)いるという。元は同じところにあったのが移築されたのだそうだ。

本坊襖絵一般公開(春先の4月上旬)か、5月2日の聖武天皇祭の時に本坊経庫を見ることができるので、機会があれば、小泉淳作の聖武天皇御影と光明皇后御影と一緒に本坊経庫と手向山八幡宮宝庫を見比べるのも良いかもしれない。

奈良の寺

『奈良の寺』

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