東山三十六峰の南限

断片記憶

森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』学生社、2007年

さて、東山三十六峰とは、北は比叡山から南は稲荷山までの峰々を指す。新町の町家である紫織庵で欄間に東山三十六峰を描いたものを見たことがある。しかし、まだ数えることはしていない。もともと言葉が先行してあり数合わせに過ぎない。第一、洛中という京都人の住んでいるところからは南北12kmの山並みが見渡せまい。

かつて稲荷山の四ツ辻から東福寺への山道を行き、急な坂道を下り、住宅地に出た記憶がある。森浩一先生の家の近くまで行ったことになる。

第1部 わが家の足元から京都を見る

1章 家から歴史をたどる

2章 東福寺をめぐって考えること

3章 稲荷山への信仰

4章 深草と藤森神社

5章 伏見城と桃山の陵墓

第2部 鴨東と愛宕郡をめぐる

6章 京都な大仏殿と阿弥陀ヶ峰

7章 法住寺と後白河法皇陵

8章 六波羅蜜寺

9章 六道珍皇寺と愛宕郡

第3部 東山三十六峰山麓の寺でら

10章 清水寺を解くキーワード

11章 八坂の地と法観寺

12章 祇園社をめぐって

13章 建仁寺を見なおす

14章 鴨川に架かる橋ばし

第4部 旧粟田郷のあたり

15章 知恩院から岡崎へ

16章 六つの勝の字のつく寺

17章 平安神宮と疎水

18章 南禅寺から銀閣寺へと歩けば

関連情報

『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』(2007)

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