東山修験道619回を見る

断片記憶

鎌田東二氏のYouTubeのhieizanを見たら、雲母坂からの登坂が24回に分けて掲載されていました。

一覧にして気になるところをコメントしてみました。

東山修験道619回2020年5月1日

01葵

東山修験道619回①葵と「葵プロジェクト」
天然自生の葵がどんどん少なくなっています。葵危機の現実があります。そこで、上賀茂神社(賀茂御祖神社)では「葵プロジェクト」(現在は一般財団法人)という葵の栽培や葵文化を訴えるプロジェクトを始めました。比較文学者で東京大学名誉教授であり元京都...

02比叡山遠望

東山修験道619②比叡山遠望
まず、曼殊院道の曼殊院坂から比叡山を拝します。その前に、必ず手前の鷺森神社を遥拝しています。

03曼殊院門跡の石碑の躑躅

東山修験道619③曼殊院門跡石碑の躑躅
曼殊院坂の最後のところに、「曼殊院門跡」と刻印された石碑があります。その周辺は武田薬品工業株式会社の薬草園で、桜並木が美しく、一年中、さまざまな草花が咲き誇り、実験的な栽培もされています。

躑躅なのか皐月なのか分からないと言っていますが、皐月は満開にはなりません。

04曼殊院門跡の弁天堂・天満宮

東山修験道619④曼殊院門跡弁天堂・天満宮
曼殊院門跡は天台宗の名刹で、天台宗五大門跡寺院の一つです。ここには、藤原行成自筆の『古今和歌集』と黄不動の国宝2つがあります。境内には、弁天堂と天満宮があり、その前の弁天池には鯉や亀が生息しています。またこの曼殊院門跡には、日本で唯一のバク...

05音羽川と雲母坂

東山修験道619⑤音羽川と雲母坂
比叡山の登り口に音羽川があり、そこを渡ることに看板があって、ここは朝廷からの勅使のほか、法然や親鸞などが上り下りした道であることが説明されています。鎌倉時代の新しい仏教を切り拓いた祖師たちがこの道を歩いたという事実は、歴史のリアルと重みを感...

06親鸞聖人石碑

東山修験道619⑥親鸞聖人石碑
画面が90度横になっていますが、ごめんなさい。このように映るとは思いませんでした。石碑には、「親鸞聖人御聖跡 きらら坂」と刻印されています。

07雲母坂

東山修験道619⑦雲母坂登り口
比叡山に登る道はいろいろとありますが、古来、比叡山に向かう「国道一号線」に該当する道はこの「雲母坂」でした。比叡山は全山花崗岩質の山なので、土の中に雲母が混じっていてキラキラ光ります。それが「雲母坂・きららざか」の名前の由来でしょう。

08雲母坂

東山修験道619⑧雲母坂
雲母坂を登っていくと、いきなり細い山道に入っていて、京都の山の野性味が感じられます。

09雲母坂

東山修験道619⑨雲母坂
登り口を入って間もなく花崗岩質の白っぽい土肌が見えて来ます。隣は修学院離宮の敷地で、宮内庁と皇宮警察が管理・警戒しています。

10雲母坂

東山修験道619⑩雲母坂 森の魚君と森の妖怪君
登り始めて間もなく、森の魚君と森の妖怪君に挨拶します。

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東山修験道619⑪雲母坂 第一馬の背と堰滝
しばらく行くと、切りたった雲母坂の下の道(旧道・正道)が見え、それを見ながら第一馬の背に入り、堰滝を拝します。戦国時代、この辺りの平地・台地に昔は櫓が組まれていたかもしれません。

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東山修験道619⑫第二馬の背 森のサルタヒコ・森のプラトン
森の友人たち、森のサルタヒコさんと森のプラトンさんが道を塞いでいます。猿田彦大神は『古事記』や『日本書紀』に出てくる通せんぼする神さま、遮る神さま(塞の神)であり、道を切り拓いて教導する道開きの神さまでもあります。その隣に顔を出してくれてい...

13森のモアイ君

東山修験道619⑬森のモアイ君
わが友・森のモアイ君は、いつも朗らかで、微笑んでくれます。その微笑みにわたしはどれほど救われたことでしょう。いつも、ありがとう。森のモアイ君!

第二馬の背を過ぎたあたりは眺望が良くなります。

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東山修験道619⑭森のお地蔵様
森のお地蔵様と「浄刹結界跡」があります。ここで、お地蔵様の真言「おんかかかびさんまえいそわか」を唱えます。

森の地蔵さんの先に浄刹結界趾の石碑

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東山修験道619⑮森の妖怪君第2号
森の妖怪君第2号の横たわっている坂道の白っぽい花崗岩質の雲母坂です。

森の妖怪君第二号

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東山修験道619⑯南の眺望とカーブ
南の斜面と街が眺望できる坂道です。このあたりは、落葉広葉樹で「陽の森」です。

18比叡山の檜林(陰の森)の根返り倒木

東山修験道619⑰比叡山の檜林の根返り倒木
「東山修験道」の動画①からラストの㉓まで、「東山修験道619」として大変素朴な映像をアップロードしました。その中で特にこの⑰の映像を一番見てほしいと思っています。比叡山の檜林の根返り倒木の映像です。これが比叡山の山頂近くの今の姿です。ケーブ...

19比叡山ケーブル駅の展望台と千日回峰行者光永圓道師の写真展示とロープウェイ駅

東山修験道619⑱比叡山ケーブル駅の展望台と[千日回峰行写真館」(光永覚道大阿闍梨、撮影:打田浩一)とロープウェイ駅
比叡山ケーブル駅に到着すると、展望台があります。そこに、「HIEIZAN」という撮影場所がこの3月20日に設けられました。ケーブル駅舎の中には、常設で千日回峰行者の写真展示がされています。光永覚道さんの千日回峰行中の写真が10枚ほどパネル展...

20比叡山人工スキー場跡と水井山と西山

東山修験道619⑲比叡山人工スキー場跡と水井山と西山
人工スキー場跡を登っていくと、北に水井山がよく見えて来ます。左手には西山(愛宕山)などが見えます。京都でもっとも標高が高い山は924メートルの愛宕山です。

21つつじヶ丘のつつじ

東山修験道619⑳つつじヶ丘のつつじ
人工スキー場跡を抜けると、左手の北の斜面につつじが群生しているのが見えて来ます。4月末から5月末にかけて、このあたりは「つつじ天国」となります。それはそれは、すばらしいつつじ浄土世界がフル展開されます。

梵字で書いた石碑がある

22比叡山つつじヶ丘のつつじ

東山修験道619㉑比叡山つつじヶ丘のつつじ
最初に紫色のつつじが咲き、次にオレンジ色や赤や白のつつじが咲き誇ります。少し時差がありますが、その移り行きはスペクタクルでパノラマです。

23つつじヶ丘の桜

東山修験道619㉒つつじヶ丘の桜
比叡山の桜は、京都市中の桜よりも約1ヶ月遅く満開の時を迎えます。このあたりは、おそらく標高820メートルくらいでしょうから、京都市街地との気温差は5度から時には10度近くあると思います。特につつじヶ丘は北斜面になるので、シベリアからの北風が...

24ラスト比叡山つつじヶ丘のお地蔵様と水井山と琵琶湖

東山修験道619㉓ラスト 比叡山つつじヶ丘のお地蔵様と水井山と琵琶湖と「草木国土悉皆成仏」の天台本覚思想
「草木国土悉皆成仏」の天台本覚思想に基づき、能(申楽)の大成者である世阿弥も禅竹も、あらゆる差別をなくすこの天台本覚思想の「一仏成道観見法界、草木国土悉皆成仏」の命題を繰り返し謡った。「いちぶつじょうどうかんけんほっかい、そうもくこくどしっ...

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