詰将棋の一週間

断片記憶

今週は詰将棋の本を集中して取り上げてみた。実家で手提げ袋に入っていた詰将棋本を見つけたからである。『近代将棋』の付録の『塚田流エッセンス上下』が上に載っていたので気づかなかった。雑誌の付録が入ってるとばかり思っていた。

今回取り上げた詰将棋本はアマチュア(プロ棋士も入っているが)の詰将棋本なので、出版流通には乗らない私家版のため入手先も限られている。本屋で買う棋士の詰将棋は初心者向けの手筋の紹介ものが多く、慣れてくると速く解けるようになる。その分物足りない。ところがアマチュアの作品はなんと言うか難解なのである。

商業的な出版としての詰将棋本は作家としての個性を感じることはほとんどなかった。故塚田正夫名誉十段や内藤邦雄九段を除けば強くなるための手段だった。今は谷川浩司九段の懸賞詰将棋を解くために『将棋世界』を毎月楽しみにしている。

指し将棋をしないので詰将棋を解くことしかしてこなかった。好きな詰将棋作家も気がついてみればほとんど鬼籍に入ってしまった。書庫を探せばまだまだ詰将棋本は出てくるだろうが今回のバーストはここまでとなる。

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