酒縁社会

断片記憶

小坂剛『あの人と、「酒都」放浪』(中公新書ラクレ、2013年)

吉田類が「地縁とか血縁とか、無縁とか言ってないで、酒縁社会をつくっていけばいいじゃないか」と言ったとある。私も付き合いは酒場で知り合いになることくらいしか考えられない。東京では仕事付き合いだった。京都や大阪は飲食店やその客との会話から居心地を与えてもらっている。酒縁のため、知り合いがお酒から遠ざかると、私の足も遠のくことになる。

神田も仕事で通ってたときの飲食店に行くくらいで、新橋はもうボトルも置かなくなった。神楽坂も行く店は限られている。

向島は古本屋さんが酒縁の起点になった。あとは、喫茶店と居酒屋に自分の居場所があればよい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました