将棋の稽古3

断片記憶

アマチュアがプロと対局するのをインターネットで見ました。県名人が飛車落ちで藤井聡太八冠に圧勝でした。飛車落ちは手合い違いだと思います。それで飛車落ちを研究したくなりました。まずは、その前段階で飛香落ちを復習して自信をつけたいと思います。飛香落ちの定跡は洗練されているため変化の余地に乏しいのと、下手の玉の囲いが弱い点が気になっています。攻守のバランスの点で意外に勝ち辛いのです。柔らかく指すより一直線の展開になりやすい戦型はあまり好みではありません。今回知ったエルモ囲いは優秀で右四間飛車と合わせると面白いと思いました。

伊藤宗印十一世名人は前回の天野宗歩とも対局があり、江戸から明治にかけての将棋の家元でした。『将棊名家手合 上下』大倉書店、明治26年(1893年)は伊藤宗印没後に門人の小菅劍之助六段が編集し、同じく信藤長兵衛三段が補訂して刊行したものです。学生のとき国会図書館でコピーしたものに表紙をつけて使ってきましたが、今は、アプリの将棋DB2を使うと八代伊藤宗印の棋譜が採録されていて便利です。棋譜を元に駒を盤に並べる必要がなく、スマホの画面で操作でき、何より本がなくても検討できるのが優れています。

ただし、『将棋年鑑』の解説のように勝負手や敗着など指し手の評価がないため棋譜を単に並べただけではなかなか本質を理解できません。将棋ソフトを使って解析したくなると思います。

というわけで、将棋DB2で駒落ちを見るのは通勤の楽しみにしたいと思います。

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