本居宣長の墓が見たくなる

断片記憶

子安宣邦『天皇論 「象徴」と絶対的保守主義』(作品社、2024年)は天皇論を本居宣長から始めています。引用先を確認するため本棚から『小林秀雄全集第14巻本居宣長』(新潮社、2003年)を取り出して、冒頭を読みました。すっかり忘れていましたが、小林秀雄が折口信夫を訪ねる話から始まります。そして、東京に用があって出かけながら、大船駅から本居宣長之奥津紀を観に行くために大阪行に乗るという「気が変わった」としか考えられない行動を振り返っています。

本居宣長は墓を二つ用意させました。その指図(遺言書)を読み解いていくことから、本は展開していきます。旧漢字旧仮名遣いなので、読めないという人が多いかもしれませんね。全50章です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました