『浅草』2025年4月号

断片記憶

「花と縁糸と」で隣り合わせたのは演劇ライターの袴田京二氏だった。「懐かしの浅草芸能歩き」の連載はまだ続いていて、『浅草』2025年4月号を挨拶代わりにいただいた。お会いする度にいただいている気がする。

第58回 隅田川の落とし物

隅田川の厩橋のところに御厩の渡しがあった頃の話と、八代目三笑亭可楽の『巌流島』が始まる。三遊亭圓朝は「岸の柳と書くから景色になると」と題名を『岸柳島』と変えたという。題名からは別な話を想像してしまうが、落語であって講談ではない。佐々木巌流(小次郎)の故事など渡し舟の情景とオチが秀逸な落語であったと思う。袴田京二氏は立川談志の解釈にも触れていてさすが演劇ライターの面目躍如である。

『浅草』

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