神楽を観た。宮崎県西米良村・村所神楽を観たのである。村外の吾妻橋にあるアサヒアートスクエアでである。本番の半分の時間とはいえ十分堪能した。休憩なしに6時間の公演だった。2015年10月4日(日)
神神楽の部(13:00 〜 16:30)
1 清山(きよめやま)
法螺貝で始まり、岩戸を清める神主二人の舞。
2 挟舞(はさみ)
二人の男により神楽の前舞が行われる。後でも挟舞があり、その間に神楽が挟まれている。都をどりも総踊の間に舞が入るのを「中挟」といったりしている。
3 地割
神々の地割を決める舞。
襷を掛けるところから始まる。四人舞。
4 天任(てんにん)
本来は子供舞か。誰でも子供の時はあったという声が聞こえてくる。
途中から裸のお盆を左手に持って舞う。
榊の葉を唇でくわえているのを見て、貴船神社奥社の儀式を思い出す。見物人全員が榊の葉を唇でくわえて、私語しないのであった。
米を背後にまく演出に場内はどよめいた。村外で初めて舞う。
5 住吉舞
四人舞。
民神楽の部(16:30〜19:00)
6 神水
若者の魔除けの舞。四人舞が、三人舞、二人舞となっていく。三上氏が村所女性部いとまき倶楽部と民謡を歌う。テンポの速い太鼓に合わせ手拍子が起こる。息があがる激しい舞だ。
7 一人剣(ひとりつるぎ)
須佐能が田畑を荒すのを写した舞。
8 弓将軍
須佐能を追い払う二人舞。
9 荒神の舞
法螺貝により荒神登場し、怒って太鼓に座り祭を中断させる。
10 ていの舞
神主が荒神をなだめるが、怒りが収まらない。やっと荒神が怒りをといて、神主が喜びの舞を披露する。
11 手力男命(岩戸開き)
岩戸を捜す仕草の低い舞。村外初。
12 白海(ひやっかい)
注連たおしという。
アンコールの拍手
成就の舞
神楽の舞納めを二人舞でする。
挨拶となる。
今年は2015年12月19日(土)
19時から翌朝7時まで行う予定と聴いた。都合が合えば行きたくなった。
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