『湖底の城 第7巻』(2016)

断片記憶

宮城谷昌光氏『湖底の城 第7巻』講談社、2016年

『月刊京都2016年11月号 京都案内人×感動紅葉』を買いにoazoへ行ったら、宮城谷昌光氏の『湖底の城 第7巻』(講談社、2016年)が平積されていたので、買ってきた。2階は滅多に寄らないので気がつかなかった。3階で歴史と思想を見て、新書・選書・文庫を見てから、1階でビジネス書の売筋を確認する。最近は『これから出る本』など見ていないから2階の文学の新刊に気がつかなかった。『月刊京都』様々である。『これから出る本』もPDF版が出ているので、偶には見ることにしょう。見ると欲しくなるので困るのであるが。

宮城谷昌光氏の本は1年に1冊だから嬉しい。久しぶりに伍子胥が読めると思ってページをめくっていくと、あららん、第7巻は范蠡の巻だった。范蠡ものは過去に色々と読んだので、宮城谷昌光氏の扱いは楽しみでもある。既に6巻は若者によって処分されてしまったので、状況を確認できない。記憶もあやふやなのは仕方ない。

檇李の戦いで呉王闔廬が死んだことにより、伍子胥の出番が少なくなって、范蠡の活躍が目立つ巻だった。

「伍子胥の地位は、どうなっている」

「勲功の臣ですので、貴臣として特別に尊重されてはいますが、いまは外交にも関与していません。国政の主幹からはずされているとのことです」

この続きはまた1年待たなければならならない。

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