『桂東雑記Ⅱ』(2004)を読み直す

読書時間

白川静『桂東雑記Ⅱ』平凡社、2004年

暫く、本棚にあった本達であったが、移動し始めた。『桂東雑記』、『文字講話』、『説文解字』の各1巻はすでに研究所を離れた。ただ、私のように本を読む人ではないと思うので次を要求されてはいない。

昔、読んだのでほぼ忘れている。

『日本語とはーー「ことば」と「文字」をめぐって』は対談者が石牟礼道子だった(2000年10月28日、於京都桂、白川静宅)。『言霊の舟』(藤原書店、2025年)は白川静と石牟礼道子の往復書簡と二つの対談である。まだ、見ていないが、この対談は藤原書店の『環』Vol.4 2001年冬号なので、たぶん収録されていると思う。

宮城谷昌光氏との対談「東洋的教養こそ国の基」(『文藝春秋』2003年1月号)で筆写の効用がいわれていた。

宮城谷「問いを含んでいるものを書く、書き写しながら原典との間に絶えず対話が交わされるようないとなみが、書いて覚える、という行為の本当の意味ではないか。そうした学問はたぶん学校という場ではできないんですね。だから、書いて覚えるタイプの人たちは、学校では劣等生になってしまう。聞くところでは、チャーチルがそういうタイプだったそうです」(p.293)。

白川静も若いときに日記の余白に『荘子』の『逍遥遊篇』を書き写していたと応じていた。

白川静の1時間の講演のための準備は凄まじい。そのまま本になっていく。

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