2019年9月購入古書
長月も暑い日が多かったが、台風や何やらで雨や曇りの日もあって残暑が厳しかった印象はない。では、読書日和だったかというとそうでもない。精神が弱っているので続かない。
(購入後記)
3年ぶりに訪れたあうん堂本舗で奥様のシフォンケーキと東出ブレンドを楽しんだ後は、2階から降りてきた店主と鶴見和子の話をして、金沢文芸館へ向かった。
金沢文芸館で買った金沢のガイドブック(新幹線の開通前でちょっと古くなった。)である『五木寛之の新金沢小景』(2005年)を読んでいたら、あうん堂本舗に飾られていた『五木寛之の金沢散歩』(2015年)を思い出して無性に読みたくなった。そこでネットで注文したのだった。文庫本が出ているが、単行本で読みたいのは老眼というせいもある。あうん堂本舗と同じように飾っておきたい本だと思った。装幀が立派とかいうことからはかけ離れているが、金沢という街に五木寛之氏が似合うと思ったからだ。
京都が千年の「前衛都市」であるとしたら、金沢は「革命都市」だと書いてあった。前者は同意するが、まだ、金沢を知らない私は後者については記憶に留めておくだけにした。
谷口忠大氏が記号創発ロボティクス関係者必読書に指定したいとTweetした放送大学の教科書と同じ題名の本をネットで注文した。こちらは翻訳本で、あちこち印刷漏れがあって、残念だった。仕方がないので図書館で本を借りてきて不備な箇所をコピーして補った。
上田正昭先生の本を古書肆 右左見堂で見つけたので取り敢えず買う。上田先生の頭の使い方がいい。論の進め方の見本のようだ。
【思想】
鶴見和子・頼富本宏『曼荼羅の思想』藤原書店、2005年
シービオク、池上嘉彦編訳『自然と文化の記号論』勁草書房、1985年
【歴史】
上田正昭『藤原不比等』朝日選書、1986年
【エッセイ】
五木寛之『五木寛之の金沢散歩』講談社、2015年
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