あうん堂本舗再訪

旅の時間

泉鏡花記念館から、「くらがり坂」ではなく五木寛之氏が命名した「あかり坂」(以前は名なし坂)を下りて浅野川の中の橋を渡って、迷わずにあうん堂本舗を見つけた。金沢は歩くに限る。何度も来たわけではないのに、イメージが残っていた。

奥様に喫茶利用ですかと聞かれてお願いした。前回飲んだ中川ワニコーヒーはいつも切れていて、東出ブレンドも私で切れてしまう。シフォンケーキを食べてノンビリする。今日は朝からゆったりモードだ。室温は老人に優しく高めである。スーツを着ている私に対し、店主はTシャツを汗で滲ませていた。2階で発送作業をしていたのだった。ここよりも気温は高いに違いない。熱中症にならなければよいと思った。

鶴見和子と頼富本宏の対談本を選んだ。店主が鶴見和子の消息を聞いてきたので、かなり前に亡くなったと答えたが、この本が2005年なので、翌年に亡くなったのだった。二人ともこの世にいない。

あうん堂本舗のエントランス

鶴見和子・頼富本宏『曼荼羅の思想』藤原書店、2005年

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