祭り太鼓の音を聴きながら

断片記憶

部屋はいつのまにか怠惰の気に蝕まれてしまい心なしか落ち着かなくなってきた。本が積み上ることの圧迫感が、読み終わらぬことを責め続ける。本を読めば無知の領域が拡大するので、終わりということはない。人生は資源無限大の気持ちで生きてもよいが、資源を効率よく利用する知恵があってもよい。

いつも本の片付けをしていて終わる気配がない。箱を開けて出した本を読み始めてしまうからである。餓鬼道にいるに違いない。

ああ、祭りの太鼓の音がする。

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