2019-11

読書時間

『盤上のファンタジア』(2001)

若島正『盤上のファンタジア』河出書房新社、2001年ずっと勘違いしていた。「盤パラ」だと思っていた。しかし、『盤上のパラダイス』(三一書房、1988年)はエッセイなのだった。100局の詰将棋をまとめた著者の3冊目の作品集だ。2017年に新装...
読書時間

『禁じられた遊び』(2008)

巨椋鴻之介『禁じられた遊び 巨椋鴻之介詰将棋作品集』毎日コミュニケーションズ、2008年巨椋鴻之介の本名は佐々木明氏である。青山学院大学名誉教授である。本書は「原点と習作」16局、「禁じられた遊び」62局からなる。詰将棋を解いていたのは昔の...
読書時間

『図式百番』(2005)

内藤國雄『図式百番』毎日コミュニケーションズ、2005年食手が動く実戦型の短編もあるので、第1番完全矢倉を避けて一目で詰みそうな第2番居玉から解き始めたのは正解だと思う。引退後に詰将棋を解いて暮らそうと考えたが、谷沢永一の「還暦すぎてやりた...
読書時間

『京都学ことはじめ』(2004)その3

編著者森浩一、「宿題編」編者深萱真穂『京都学ことはじめ 森浩一12のお勉強』編集グ ループ SURE、2004年小泉武夫氏との対談で、森浩一先生が「行きつけの居酒屋は、若狭ガレイを刺身にしたり焼いた後、骨をスープにしてくれる。実に良い味が出...
視聴時間

『AKIRA 劇場公開版』(2002)

『AKIRA 劇場公開版』パイオニアLCD株式会社、2002年、124分の本編と特典129分のDVD二枚組AKIRAの設定は1988.7.16 TOKOYOの新型爆弾の破裂から始める。そして、31 YEARS AFTER WORLD WAR...
読書時間

『信長家臣明智光秀』(2019)

金子拓『信長家臣明智光秀』平凡社新書、2019年新書であるが、読み応えがあった。明智光秀ものはいい加減なものが多いので、眉唾ものに気をつける必要がある。金子拓氏が取り上げた光秀の手紙を読むことで、光秀を取り巻く人間関係が見えて来る。光秀が戦...
読書時間

還暦すぎてやりたいことがあるか

谷沢永一『人間学』五月書房、2004年「職を離れて身が閑散になりましたから今後は好きなことをして余世を送ります、などとふざけたセリフを聞く。本当に好きなことであるなら、在職中の今ででも、やらずにはおれなかった筈である。その年まで何もせずにす...
断片記憶

滋賀の味

Calbeeによって滋賀の味はサラダパン味になってしまっていたのか? つるやさんが監修している。
旅の時間

そして永遠

今日は、余呉湖を訪ねた。風もなく湖面は静かで山の影が映っていた。#滋賀
読書時間

読書の目的はたった一つ

谷沢永一『人間学』五月書房、2004年「読書の目的はたった一つ。現代の日本に生きるわれわれ日本人が、社会的人間として、自分自身にとって最も有利な生き方を実現するための栄養素が何であるかを発見することに尽きる」(P126)。読書自体が目的化す...