2018-12

読書時間

『日蓮宗と戦国京都』(2013)

河内将芳『日蓮宗と戦国京都』淡交社、2013年河内将芳氏はどのような視点で『日蓮宗と戦国京都』を書いたのだろうか。今谷明氏の『天文法華一揆〜武装する町衆』(洋泉社MC新書、2009年)を読んでいるので山門と法華宗の対立を描く以上のことが期待...
読書時間

『国宝 信貴山縁起絵巻』(1999)その2

サントリー美術館編『国宝 信貴山縁起絵巻』サントリー美術館・信貴山朝護孫子寺、1999年さて、信貴山縁起絵巻と信貴山朝護孫子寺とはどのような関係にあるのか。鈴木凰永師(当時、信貴山真言宗管長・総本山朝護孫子寺第百丗二世法主)が「信貴山・朝護...
読書時間

『国宝 信貴山縁起絵巻』(1999)

サントリー美術館編『国宝 信貴山縁起絵巻』サントリー美術館・信貴山朝護孫子寺、1999年サントリー創業100周年記念展Ⅳ特別公開 国宝 信貴山縁起絵巻会期1999年9月14〜10月24日国宝 信貴山縁起絵巻はカラーの図録3冊と解説が箱に入っ...
ひととき

奈良その奥から 一「霞の奥」

奈良その奥から 一「霞の奥」岡本彰夫『ひととき』2018年11月号春日大社の元権宮司の岡本彰夫氏が「奈良その奥から」という連載を始められた。初回を読み返してタイトルの元となった歌をメモしておきます。幕末・明治の歌人、八田知紀が吉野山の桜を詠...
古都を旅する

飛鳥資料館

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」歴史作家の関裕二氏の4回目は「飛鳥資料館」でした。奈良文化財研究所飛鳥資料館には発掘された山田寺東回廊の一部が再現されています。本尊の仏頭は興福寺の国宝館で観ることができます。プラス1は「山田寺跡...
読書時間

『アール・デコの時代』(2005)

海野弘『アール・デコの時代』中公文庫、2005年アール・デコの時代の音楽を聴いて、本棚の中にアール・デコに関して3冊目があったことに気がついた。やはり、レファレンス図書はCDとまとめて置かないと、間違って買ってしまいかねない。記憶が役に立た...
読書時間

『宿所の変遷に見る 信長と京都』(2018)その2

河内将芳『宿所の変遷にみる 信長と京都』淡交社、2018年信長の京都の宿所を永禄十一年(1568年)から天正十年(1582年)まで日にちで追求した本である。太田牛一の『信長公記』などの二次資料を極力使わずに同時代の日記に基づき記述している。...
読書時間

『宿所の変遷にみる 信長と京都』(2018)

河内将芳『宿所の変遷にみる 信長と京都』淡交社、2018年河内将芳氏の本はニッチなので楽しい。おかげで、『信長が見た戦国京都』(2010年)、『日蓮宗と戦国京都』(2013年)、『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』(2014年)などを買ったば...
ひととき

奈良その奥から 二「儀式の解読」

奈良その奥から二 「儀式の解読」岡本彰夫 『ひととき』2018年12月号春日大社の元権宮司の岡本彰夫氏が「春日若宮おん祭り」について『ひととき』2018年12月号に書いていました。この祭礼で神楽などとともに「田楽」が奉納されますが、おん祭り...
旅の時間

京の年中行事

新幹線に乗るのも久しぶりの気がする。海側の席にしたので、大磯丘陵や熱海から初島を見たりして、いつしか眠っていた。いつだって名古屋で起こされる。京都駅についたら、まずはイノダコーヒと行きたいが、まだ、紅葉の時期なので混雑していた。ふたば書房京...